シアリスの副作用について

シアリスは勃起不全(ED)を改善するED治療薬です。従来のED治療薬に比べて症状が少ないと言われていますが、薬効により体内全体の血行が拡張されるため軽度な様々な副作用が生じる場合があります。こちらのページで詳しくご説明します。

シアリスは副作用が軽減されている!?

ED治療薬は現在シアリスやバイアグラ、レビトラなどが存在しています。その中でもさらにそれら先発薬のジェネリック医薬品が各製薬会社から製造販売されています。ED治療薬の効果として、勃起の機能や精力など男性器機能の低下については切っても切れない関係にあります。これらのED治療薬が普及し、世間に広まっている中で問題視されているのが副作用です。

  • ・頭痛
  • ・火照り
  • ・動悸
  • ・胸やけ
  • ・耳鳴り、めまい
  • ・鼻づまり

上記の副作用はED治療薬による男性器の機能向上させるための血流改善などが関係しており、「効果が発揮される=副作用がみられる」という関係にあります。これに対してシアリスは副作用が軽減されている医薬品になります。

シアリスの主成分はタダラフィルという成分で構成されています。この成分はバイアグラの有効成分のシルデナフィルとレビトラのバルデナフィルと分子構造が大きく違っており、結果として服用後は緩やかに体の中で分解と吸収が行われて効果も緩やかに生じます。このことが要因となり副作用の発症リスクが他の商品と比べてとても低くなっており、バイアグラやレビトラと比べて副作用が軽減されたED治療薬と言われています。

副作用発症の時間帯

速効性のバイアグラ・レビトラ、そして遅効性のシアリスと言われてます。これには有効成分の分子構造が大きく関係しています。バイアグラ(シルデナフィル)レビトラ(バルデナフィル)の有効成分の構造は非常に似ており、それぞれ即効性のある成分になっているのに対してシアリス(タダラフィル)の有効成分の構造はそれらとは大きく異なっており、効果の発揮に時間を要するとされています。

シアリスの分子構造はレビトラやバイアグラと違うため副作用が軽減されているバイアグラとレビトラは服用から約30分~1時間で効果があらわれると同時に副作用が発症するとされています。効果に関しては約5時間に渡り発揮するとされています。それに対してシアリスは服用から約3時間で効果と副作用が見られるとされ、24~36時間に渡って効果が持続されると言われています。シアリスは他の医薬品に比べると効果の持続時間が長いことから海外では「The Weekend pills(ウィークエンドピル)」と呼ばれ、週末に一度服用するとその間は効果が継続されることから名付けられたとされています。バイアグラ・レビトラは成分の吸収と発揮までが速いため副作用の発生頻度も高く効果の発揮とともに高い確率で見られます。それに対してシアリスは分解が遅いため吸収に時間を要することから副作用の発生リスクが低くなっています。


シアリスの主な副作用

ED治療薬による副作用については、上記で説明したような症状が主に生じるとされています。それぞれの副作用が発生する原因としては、主に有効成分による血管の拡張による血液循環の促進が関係しています。そのため効果があらわれている証拠とも言われています。

ED治療の働きとしては、男性器の海綿体への血流を促すcGMPという酵素を阻害する酵素PDE-5をPDE-5阻害薬が働くことであり、これにより血流の改善がされます。シアリスの副作用については有効成分の関係で発生リスクはとても低いですが、やはり発症するリスクはあるため注意が必要になります。中でも特に発症しやすい症状として頭痛や火照り、鼻づまりや消化不良、下痢などの報告があります。その他に特殊な症状として筋肉痛や関節痛などこれらの症状が過度にあらわれる方や、耐えかねないほどの症状が発生する方の服用はお控えください。

下痢や頭痛

シアリスの副作用として頭痛が多くの方に発生することがあります。これはシアリスだけでなくED治療薬の服用による一般的な副作用になります。シアリスを服用すると、男性器の海綿体の血管が拡張されて勃起が引き立てられますが、海綿体の血管だけでなく全身そして脳内の血管も拡張されてしまいます。これにより脳内の周りにある神経を刺激してしまい、頭痛が見られるとされています。この頭痛に関しましてはお酒の摂取による頭痛と同じような形で引き起こされており、抗炎症作用の鎮痛剤であるロキソニンなどの頭痛薬の服用が効果的です。シアリスを服用して頭痛や腹痛(下痢)が起こる場合は頭痛薬や下痢止めの併用がおすすめ

また、副作用の1つに下痢などの腹痛が起こることがあります。これは約1%の確率で生じる稀な副作用になります。シアリス服用により起こる頭痛の発生機序と同じく血管の拡張が関係しており、胃や腸の血行が不必要に活性化されることで発症されるとされています。食中毒による下痢では身体から害のあるものを外部に出すために起こりますが、この副作用による下痢はそうではないことから下痢止め薬の併用は可能です。


筋肉痛や関節痛になる可能性も!?

シアリスの副作用に筋肉痛や関節痛が生じると噂されていますが、これはとても稀なケースであり約3%の確率で発生すると言われています。バイアグラやレビトラでの発生する確率は1%未満とされており、このことからシアリスの方が比較的、発生確率が高いことから副作用の中で少し注意するべきものの1つです。

シアリスとリポバスを併用すると肝臓の代謝が悪くなり筋肉痛など副作用が起こるシアリスは脂質異常症の治療薬であるリポバス(シンバスタチン)を併用した際に、筋肉痛を発症したと報告されています。はっきりとした因果関係は確認されていませんが、これら2つの薬はともに肝臓で代謝されるということが何かしら関係していると考えられています。この肝臓内での代謝にはシトクロームP450とシトクロームP450-3Aという酵素がシアリスなどの薬剤の代謝に必要なっています。それに対して複数の薬を同時に併用して服用することで酵素の抑制が生じ、代謝酵素の働きの遅延が起こることで筋肉痛のような副作用が発生した原因の1つとして推測されています。


シアリスは薄毛になる!?

インターネットを検索するとED治療薬を服用すると薄毛、ハゲになると噂されています。しかし、シアリスを含めたED治療薬の服用を行ったとしてもそのような問題は生じません。なぜならED治療薬には男性ホルモンに直接働きかける効果を持っておらず、血管拡張を促すことで勃起を起こりやすくするだけの働きになるためです。

ED治療薬は男性ホルモンに影響はないためハゲたり薄毛にはならない男性ホルモンが関係した薄毛はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれ、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが頭皮に存在する受容体に働くことで髪の毛が細く薄くなっていきます。それに対して、AGA治療薬であるプロペシアは男性ホルモンがジヒドロテストステロンに変換されるのを防ぐ働きがあり効果的な治療薬になります。しかし、このプロペシアには男性機能を低下させる副作用が存在すると言われています。プロペシアの有効成分のフィナステリドが関係しており、EDを引き起こす原因になる可能性があるとされています。このようなケースでEDが引き起こされた場合に、シアリスの服用は可能とされています。


重度の副作用はあるのか?

シアリスは数あるED治療薬の中では、特に副作用の発症率が低いものになります。しかし、副作用がまったくないとは限りません。頭痛や火照りなどの軽度な副作用だけでなく体調や個人差によっては重度な副作用が発生する場合もあります。また、目安以上の過度な服用はそれらを引き起こす原因になりますので十分に注意して副作用していく必要があります。

重度な副作用について過敏症と言われる症状が稀に発生すると報告されています。その他に、発疹・蕁麻疹、顔面浮腫、皮膚炎・皮膚粘膜眼症候群、心臓、脳血管系疾患などがあります。脳卒中や心肺停止、脳梗塞などの重篤な症状の症例につきましてはシアリスの服用前から発症する原因と危険因子を患者自身が持っていたと考えられています。これらの症状があらわれた際は服用を中止してかかりつけ医師にご相談ください。

シアリスの服用注意の方

シアリスは他のED治療薬に比べると副作用の発症が低いことから、多くの方から安心して服用されています。しかし、シアリスを服用するにあたり十分に禁忌事項、注意すべきことを理解する必要があり、下記の方の服用については十分に注意してください。

  • ・心血管系の持病をお持ちの方
  • ・過去に心筋梗塞、脳梗塞や心不全を患われた方
  • ・不整脈、低血圧や高血圧の方
  • ・肝臓障害、腎臓不全を患われている方
  • ・硝酸薬、塩酸アミオダロン、一酸化窒素供与剤などの併用

上記の方が服用される前にまず専門医にご確認ください。万が一服用された場合には重篤な副作用が生じる可能性がありますので十分にご注意ください。これらについてはシアリスだけでなく、すべてのED治療薬に共通して言えることになります。

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