うつ病が原因で勃起不全になった

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勃起不全と抗うつ剤の関連性

現在、日本には気分障害(うつ病など)の患者は約100万人程度いると言われており、統計上は年々数値が上昇しています。2011年には厚生労働省が、がん・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病の四大疾病に精神疾患を加えたことをニュースで聞かれた方もいらっしゃるかもしれません。男性は、仕事や家庭の中での期待が高まる中年期ごろ、うつ病のリスクが高まるとも言われています。もはや珍しくなくなった病気ですが、実はその治療にあたり、思いがけない副作用が隠れているのです。

うつ病の副作用でEDに!?中程度までのうつ病に対しての治療薬は、現在SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)かSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)となっていますが、これらの副作用で性欲減退や勃起不全が発生することがあると報告がされています。勃起不全(以下EDと記載)には大きく分類して、心因性ED器質性ED薬剤性EDがありますが、抗うつ剤などを飲み始めた後に立たなくなってしまった場合は薬剤性EDに該当する可能性があります。この場合、薬の飲み合わせに注意しながら主治医と相談の上でED治療薬(バイアグラ、シアリス、レビトラ)を利用することも選択肢のひとつになってきます。


うつ病による性欲衰退

うつ病とはなんでしょうか?いわゆる一般的に呼ばれるうつ病は、気分障害に分類されます。主な症状として、つらい気分の落ち込みがいつまでも続く抑うつ状態や、それまで興味があったり好きなことだったのに急速に関心がなくなる、不眠、食欲不振、疲労感、思考のまとまらなさ、などがあります。個人差で症状の出方は異なるものの、とてもつらい症状です。

ストレスコントロールが大切このような症状が現れた場合、生きるのもつらい、悲しいと感じる時期ですから当然性行為自体がストレスであったり性的なことに関心が向かなくなってしまうこともあります。人間の三大欲求と呼ばれる食欲、睡眠欲、性欲すら低下させてしまうものなので、もしうつ病になったことで勃起不全が起こってしまっても、うつ症状の一部と受け止められた方がよいかもしれません。うつ病からの回復には、ストレスコントロールが大変重要です。もしも勃起しなくなった!とお困りの場合は、主治医に相談してみましょう。副作用として性機能障害が出ることはまったく珍しいことではありませんので、一緒に対策をたてていく事が大事です。


ED治療薬で改善

抗うつ剤の影響で勃起することができない場合は、ED治療薬が効果的です。一般的にはED治療薬と抗うつ剤との飲み合わせは問題ないと言われていますが、服薬は主治医の指導のもと行う事が重要ですし、症状として勃起できないことも伝えておいた方が望ましいため、そういった悩みがあることをまずは伝えてみましょう。

ED治療薬で対応ひとつ注意をして頂きたいのは、ED改善の目的で、抗うつ剤を自己判断で断薬することは決してないようにしましょう。抗うつ剤は継続的な服用が重要です。うつ病がもとでEDになった場合は、うつ症状の治療が本筋です。

うつ病が快方に向くに連れて共に良くなることもありますし、ED治療薬を使えば、体から作用して快方に向かうでしょう。焦りはかえってよくない影響を与えることもありますので、しっかりとお薬を飲みながらどちらの病気も治療していきましょう。