利尿剤の効果について
利尿剤にはループ薬やチアジド系、カリウム保持型など様々な種類があります。むくみとりで効果が最もあるのはループ薬になります。生理前のむくみとりで医師から処方されるほど幅広く利尿剤が使用されています。こちらのページでは利尿剤の効果について詳しくご説明します。
利尿剤の効果
利尿剤にはどんな効果があるのか知っていますか?
利尿剤はその名の通り腎臓に働きかけることで尿を作り出します。
では、なんのために尿を作り排出するのかというと、体にたまった老廃物や余分な水分を排出するためです。
それにより、体の強いむくみを解消すると同時に血圧を下げる効果があるので利尿剤は高血圧の治療に使用される場合もあります。
さらに血管の中を巡回する血液の量も減らす働きもあるので、体の血液量を減らして心臓の負担を減らすことができるので心不全の治療にも利用されています。
婦人科では女性の生理前のむくみの解消に処方されることもあるほど様々な症状に幅広く使われている医薬品です。
利尿剤のむくみをとる効果は非常に高く、服用することで顔や腕、足だけでなく全身のむくみがとれるので大幅なサイズダウンをすることができます。
そのため、近年ではダイエットを目的としても多く使われるようになりました。
また、体が慢性的にむくんだ状態を改善することで体の冷えも解消できます。
代謝が高まることで脂肪を燃焼しやすくなるので、痩せやすい体作りのサポートにもなります。
効果別種類表
利尿剤は様々な種類が存在しています。
ループ薬、チアジド系、カリウム保持型などがあります。
むくみに効果がある利尿剤として第一選択薬は、ラシックスやルプラック・ジェネリックなどのループ薬です。
利尿剤の種類を解りやすく表にまとめましたのでご参考ください。
種類 | 有効成分 | 商品名 | 効果効能 |
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むくみとり効果
- 仕事終わりにヒールを履こうとしても足が入らない
- 朝起きると顔が腫れたようなる
- 前日の暴飲暴食で顔がパンパンな状態
- 物を持つとき握りにくい
こうした悩ましい症状の正体はむくみが原因です。
体重がなかなか減らない原因ももしかしたらむくみが原因かも知れません。
症状の特徴としてむくんでいる箇所を指で強く押すと痕(圧痕)が残ります。
むくみは女性にとっての天敵ですよね。
こうしたむくみは体の余分な水分や老廃物が溜まっている状態のことを言います。
本来、余分な水分や老廃物は尿と一緒に体に排出されるようにできていますが、何だかの原因によってうまく排出されず、それが皮膚の下に溜まってしまっているのです。
こうしたむくみは自然にひくのを待つか、自分でケアをする必要がありますが、ループ薬の利尿剤を飲んで解消するという方法もあります。
尿を多く作り出すことで、皮膚の下に溜まった全身の余分な水分や老廃物を排出しやすくしてむくみの解消を助けます。
なによりも即効性があるので確実にむくみをとるにはうってつけの方法と言えます。
どんなに対処してもむくみが取れない場合やひどくなる場合、夕方などの時間関係なく全身がむくむ場合などは何かの病気のサインかも知れません。
甲状腺や肝臓、腎臓の異常がむくみとなってあらわれることもあるのです。
むくみ以外にも体がだるい、息苦しいなどの症状を感じた場合はかかりつけ医師に相談してください。
利尿剤の効果持続時間と注意点
利尿剤の効果が持続する時間は成分やメーカー、個人差によって異なります。
代表的なループ薬利尿剤としてラシックスとルプラック・ジェネリックが挙げられます。
ラシックスは6時間程度、ルプラック・ジェネリックは8時間程度になり、作用は同等です。
注意点として、効果が持続している間は体から老廃物がどんどん排出されていくので、トイレが近くなります。
何度も行くようになる可能性があるので、服用後はすぐにトイレに行ける状態にしましょう。
車やバイクの運転、就寝前に服用は避けてください。
自宅でゆっくりできる時やお休みの日などのタイミングを見計らって服用することを推奨します。
利尿剤には依存はありません。
「飲まなければむくみがとれない」「太ってしまう」といったように飲まなければならないような気持ちになってしまうことで、精神的に依存してしまう可能性があります。
利尿剤は長期間服用する目的で作られた医薬品ではありませんので、依存的な長期の服用は耳鳴りや低カリウム血症になってしまう危険があるため注意が必要です。
健康維持のためにも乱用は控えて服用するようにしてください。
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