利尿剤の種類について

実際にどの利尿剤を飲めばいいのかは、人それぞれ病状などによって異なります。前日に飲みすぎてしまった時やむくみを改善する為に多くの方が服用しますが、利尿剤は高血圧症などの治療薬として病院で使用されている医薬品です。服用する前に様々ある利尿剤の種類と効果を知り安全に服用しましょう。こちらのページでは利尿剤の種類について詳しくご説明します。

目次

  1. 1.利尿剤の種類について
    1. 1-1.ループ利尿薬
    2. 1-2.チアジド系利尿薬
    3. 1-3.カリウム保持性利尿薬
    4. 1-4.バソプレシンV2受容体拮抗薬
    5. 1-5.浸透圧利尿薬
    6. 1-6.炭酸脱水酵素阻害薬
  2. 2.利尿剤の種類早見表

利尿剤の種類について

利尿剤はナトリウムの再吸収を抑制し、余分な水分やナトリウムを尿と同時に排出させる効果があります。
主に、心不全や高血圧の患者さんに処方されるお薬となっておりますが、一言で利尿剤と言っても様々な種類が存在します。

利尿剤は種類によって作用する場所が異なる為、患者の症状に合わせて医師が処方する第一選択として最も多く使用されるループ利尿薬や降圧剤として使用されるチアジド系利尿薬があります。
その他にも、カリウムの保持に特化したカリウム保持性利尿薬(アルドステロン拮抗薬)や水の再吸収を抑制する為のバソプレシンV2受容体拮抗薬、緊急性の高い時に使用される浸透圧利尿薬や利尿効果が比較的緩やかな炭酸脱水酵素阻害薬など、利尿剤には非常に多くの種類が存在しております。

患者さんの病状に合わせて医師が処方するものであり、利尿剤の種類によって腎臓の作用する場所が異なったりします。
患者さんの容体や症状などによって適した治療薬が存在するのです。
実際に、それぞれの利尿剤にどのような特徴があるのか、一つ一つをしっかりと理解していきましょう。


【ループ利尿薬】

ループ利尿薬はヘンレ上行脚に作用し、ナトリウムの再吸収を抑制ループ利尿薬は利尿剤としては最も多く使用される治療薬であり、腎臓の機能に対して悪影響をなるべく与えない特徴があります。
ナトリウムを再吸収する為に最も重要な腎臓の場所であるヘンレ上行脚に作用し、ナトリウムの再吸収を抑制して利尿作用を強める効果があり、主に高血圧や心不全を治療する為の代表的な医薬品です。

服用後は30分ほどで非常に強い尿意を感じ、その後は20~30分ごとに何度も尿意を感じるようになります。

副作用としては、ナトリウムを再吸収する為の重要な場所に作用する為、低ナトリウム血症や低カリウム血症などを引き起こす可能性があるということになります。
低ナトリウム血症になると、低血圧となり立ち眩みや頭痛、吐き気などの症状があらわれます。
低カリウム血症を引き起こすと筋力が低下したり、やたらと疲労が溜まったりして、神経機能が低下してストレスが溜まりやすくなってしまいます。
また、高尿酸血症や間質性腎炎などの症状があらわれる方も稀にいるようですので注意が必要です。


【チアジド系利尿薬】

チアジド系利尿薬は遠位尿細管に作用し、ナトリウムと塩素イオンの再吸収を抑制チアジド系利尿薬は、遠位尿細管に作用してナトリウムと塩素イオンの共輸送体の働きを抑制し、ナトリウムと塩素イオンの再吸収を抑制する働きがあります。
ループ利尿薬と比較して、利尿効果の持続時間が長くなります。
ナトリウム排泄促進作用がありますので、持続的に血圧を低下させる為に使用されます。
重度の高血圧患者さんには、ループ利尿薬よりもチアジド系利尿薬が使用されることが多いでしょう。

ループ利尿薬よりも作用する時間が長いこともあり、副作用としては低ナトリウム血症や低カリウム血症だけではなく、高カルシウム血症や尿酸値の上昇、乳酸脱水素酵素の上昇などを引き起こす可能性があります。
また、低カリウム血症によってインスリンの分泌が抑制されてしまい、血糖値が上昇してしまうというリスクもあります。
但し、カルシウムの再吸収が促進されて大腿骨などの骨折リスクが減少するというメリットもあると言われております。


【カリウム保持性利尿薬】

カリウム保持性は皮質部集合尿細管に作用し、ナトリウムの再吸収を抑制とカリウムの排出を抑制カリウム保持性利尿薬は、別名アルドステロン拮抗薬とも言われており、体内に必要なカリウムの排出をできる限り抑えたタイプの利尿剤です。
腎臓内の皮質集合管に作用して、ナトリウムの再吸収とカリウムの排出を抑制する効果があります。

通常、利尿剤によってナトリウムの再吸収が抑制されると、体内の余分な水分やナトリウムと共にカリウムも排出されてしまい、低カリウム血症などを引き起こしやすくなってしまうデメリットがあります。
しかし、カリウム保持性利尿薬はカリウムの排出を抑制してくれる為、低カリウム血症を引き起こす可能性を格段に下げてくれるメリットがあるのです。
利尿効果や降圧効果は若干弱めとなりますが、心筋保護作用がありますので、うっ血性心不全などの症状によく使用されております。

カリウム製剤やカリウムを吸収する為のサプリメントなどと併用して服用するのは危険であり、できるだけカリウムを摂取しないように注意する必要があります。


【バソプレシンV2受容体拮抗薬】

バソプレシンV2受容体拮抗薬は血管側細胞膜のバソプレシンV2受容体に作用し、水の再吸収を抑制バソプレシンV2受容体拮抗薬は血管側細胞膜にあるバソプレシンV2受容体に作用して、水の再吸収を抑えるという働きがあります。
それによって、体内の余分な水分を排出することに特化して水利尿をもたらす効果があるのです。
あくまでも水だけを排出することに特化した治療薬ですので、電解質などに影響を与えにくく、心不全によるうっ血のコントロールに最も効果的な薬だとされております。

ループ利尿薬などとは異なりナトリウムの再吸収を抑制するものではありませんので、高ナトリウム血症などを引き起こしやすく、腎不全や血栓塞栓症などの副作用が見られる場合があります。
その他にも、口の渇きや血中尿酸値の上昇、高血糖やカリウム値の上昇など、様々な副作用を発症する可能性がありますので注意が必要です。


【浸透圧利尿薬】

浸透圧利尿薬は尿細管に作用し、水とナトリウムの再吸収を抑制浸透圧利尿薬は水とナトリウムの再吸収を抑制する為の治療薬ですが、糸球体でろ過されると再吸収されず、尿細管内の浸透圧が上昇するという特徴があります。
脳腫瘍や頭部外傷時の脳圧降下時など、緊急時に使用されることが多く、治療薬の種類によっては様々な副作用があります。
一般的には浸透圧利尿薬を個人で手に入れて服用することはほぼありませんが、ご自身の判断で服用せずに医師の指示に従って服用してください。


【炭酸脱水酵素阻害薬】

炭酸脱水酵素阻害薬は近位尿細管に作用し、重炭酸イオンとナトリウムの再吸収を抑制炭酸脱水酵素阻害薬は近位尿細管に作用してナトリウムの再吸収を抑えると共に、重炭酸イオンの再吸収も阻害してくれるタイプの利尿剤です。
重炭酸イオンの再吸収も阻害することによって、尿中の重炭酸イオン排出を促進し、緩やかな利尿効果があります。

炭酸脱水酵素阻害薬が作用する近位尿細管という場所は、ナトリウムの再吸収を腎臓全体で約60%も再吸収している場所となっておりますが、その後にヘンレ上行脚によって排出される量が調整されますので、利尿効果がそこまで強くなることはありません。
但し、副作用としてはループ利尿剤と同じく、低ナトリウム血症や低カリウム血症などを引き起こす可能性がありますので注意が必要です。


利尿剤の種類早見表

これまで様々な種類の利尿剤をご説明しましたが、下記一覧に分かりやすく表にまとめましたのでご参考ください。

ループ利尿剤
フロセミド ラシックス、オイテンシン
チアジド系利尿薬(サイアザイド系利尿剤)
トリクロルメチアジド フルトイラン
ベンチルヒドロクロロシアジド ベハイド
ヒドロクロロシアジド ヒドロクロロシアジド錠12.5mg「トーワ」、ヒドロクロロシアジドOD錠12.5mg「トーワ」
チアジド系利尿薬(サイアザイド系類似/非サイアザイド系利尿剤)
メチクラン アレステン
カリウム保持性利尿剤(アルドステロン拮抗剤)
トリアムテレン トリテレン
スピロノラクトン アルダクトンA
エプレレノン セララ
バソプレシンV2受容体
トルバプタン サムスカ
浸透圧利尿薬
マンニット マンニトール
炭酸脱水酵素阻害薬
アセタゾラミド ダイアモックス
お支払方法 COMODO

お薬ラボのご利用上の注意事項

  • ・お薬ラボで取扱う商品は全て海外で認可のある薬局から発送されていますのでご安心ください。
  • ・商品のパッケージや見た目など、製造元によっては違う場合があり、商品詳細ページに添付されている画像とは異なることがあります。
  • ・お薬ラボにおける個人情報については個人情報の取り扱いをご覧ください。
  • ・当サイトは個人の輸入代行サービスになります。当サイト内の効果・効能・副作用などにつきましては販売メーカー発表の製品概要を参考にしております。詳しい情報につきましては販売元、医療従事者の薬剤情報、商品情報を参考の後、当サイトにてご購入ください。

お薬ラボのセキュリティについて

  • ・お薬ラボではお客様のセキュリティ遵守として、購入代金を信頼ある決済代行企業に委託しております。
  • ・お薬ラボはSSL認証に対応しております。お客様の入力した情報は暗号化しておりますので安心してご利用ください。

TOPへ