レビトラの併用禁忌について
レビトラの有効性バルデナフィルは以下の医薬品との併用は禁止されています。
併用禁忌薬と一緒に服用してしまうと、様々な副作用や身体に悪影響を与える可能性があり大変危険です。
また、以下に該当する方はレビトラを服用することができません。
- 女性の方や未成年(既婚者を除く)の方
- レビトラの成分に対して過敏症(アレルギー)がある方
- 低血圧(最大血圧が90mmHg以下)の方や高血圧(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上)の方
- 最近6ヵ月以内に脳梗塞や脳出血や心筋梗塞を起こした方
- 心血管系障害などにより医師から性行為が不適当だと診断された方
- 重い肝障害のある方
- 不安定狭心症の方
- 血液透析が必要な腎障害のある方
- 網膜色素変性症(進行性の夜盲)の方
上記に該当する方で、現在服用中のお薬がある方は、これからご説明する併用禁忌薬に該当しない場合でも、レビトラの服用前に担当の医師にご相談ください。
レビトラの併用禁忌
レビトラの有効性バルデナフィルは以下の医薬品との併用は禁止されています。
抗真菌薬
抗真菌薬とは、真菌が原因で処方されるお薬です。
身体の表面や腸内に常在している真菌には、白癬菌(はくせんきん)やカンジダ菌などがあります。
白癬菌は「水虫」などがあります。
カンジダ菌は女性に感染しやすい性感染症「膣カンジダ症」があります。
これらの感染症の治療をするお薬が抗真菌薬です。
ですが、外用薬(クリーム状の塗り薬など)は併用可能です。
イコナゾンカプセル50 | イデノラートカプセル50mg |
イトラートカプセル50 | イトラコネート錠50mg |
ケトコナゾール ※外用薬は除きます | イトラリール錠50/100 |
イトリゾールカプセル50 | イトリゾール注1% |
イトリゾール内服液1% | トラコナ錠50mg/100mg |
イトラコンカプセル50 | - |
抗ウイルス薬(HIV治療薬)
エイズウイルスの治療薬の中に、併用禁忌となっている抗ウイルス薬があります。
レビトラの作用は陰茎だけでなく体内の血液の流れを良くするため、抗ウイルス薬と併用をしてしまうと、血中濃度が上昇してしまい、体内に悪影響を及ぼします。
大変危険なため併用することがないように注意してください。
インビラーゼカプセル200mg | インビラーゼ錠500mg |
カレトラ錠 | カレトラ・ソフトカプセル |
カレトラ・リキッド | クリキシバンカプセル/200mg |
スタリビルド配合錠 | ノービア・ソフトカプセル100mg |
ノービア・リキッド | フォートベイスカプセル |
ブリジスタ錠300mg | レイアタッツカプセル150mg/200mg |
レクシヴァ錠700 | - |
抗不整脈薬
抗不整脈薬とは、心臓が安定したリズムで動いていない方のための脈を整える治療薬です。
心拍数が遅い場合は「徐脈性不整脈」と呼ばれ、反対に速く動く場合は「頻脈性不整脈」と呼ばれています。
レビトラと併用すると、心臓に負担がかかり異常な働きをする可能性があるので併用禁忌薬とされています。
アジマリン錠50「イセイ」 | アジマリン錠「ヨウシン」 |
アミオダロン塩酸塩錠100mg「サワイ」 | アミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」 |
アミサリン錠125mg/250mg | アミサリン注 |
アンカロン錠100 | アンカロン注150 |
ジソピラR錠 | ジソピラミドカプセル100mg「タイヨー」 |
ジソピランカプセル | シノベジール錠50mg/100mg |
シベノール錠50mg/100mg | シベノール注射液 |
シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「サワイ」 | シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「タナベ」 |
シンビット静注用50mg | ソタコール錠40mg/80mg |
ソピラート「カプセル」/カプセル100mg | タイリンダーR錠 |
タイリンダーカプセル | チヨバンカプセル50mg/100mg |
ノルペース50mg/100mg | ノルペースCR錠 |
ピメノールカプセル50mg/100mg | ファンミルR錠150mg |
ファンミルカプセル | リスピンR錠150mg |
リスピンカプセル100mg | リスモダンR錠150mg |
リスラミドR錠150mg | リゾラミドR錠 |
リゾラミドカプセル | 硫酸キニジン錠 |
硫酸キニジン錠「ホエイ」 | 硫酸キニジン「ホエイ」 |
硝酸剤
硝酸剤とは、心筋梗塞、虚血性心疾患、狭心症などの治療に使われる血管拡張剤です。
心臓のまわりにある冠動脈を拡張して血流を増加させる作用は、レビトラやED治療薬全般の効果と非常に組み合わせが悪いため、併用禁忌薬とされています。
また、緑内障・高眼圧症治療剤なども、血圧が急激に低下する危険性が非常に高いので併用することはできません。
アイスラール錠20mg | アイトロール錠10mg/20mg |
アイロクール錠20 | 亜硝酸アミル「第一三共」 |
アパティアテープ40mg | アンタップテープ40mg |
イソコロナールRカプセル20mg | イソニトール錠10mg/20mg |
イソピットテープ40mg | 一硝酸イソソルビド錠10mg/20mg「タイヨー」 |
L-オーネスゲン錠20mg | カリアントSRカプセル20mg |
冠動注用ミリスロール0.5mg/10mL | サークレス注0.05%/0.1% |
サワドールL錠20mg | サワドールテープ40mg |
ジアセラL錠20mg | シグマート錠2.5mg/5mg |
シグマート注2mg/12mg/48mg | ジドレンテープ |
硝酸イソソルビドテープ「EMEC」 | 硝酸イソソルビドテープ「サワイ」 |
硝酸イソソルビドテープ「テイコク」 | 硝酸硝酸イソソルビド徐放錠20mg「サワイ」 |
シルビノール錠5mg | ソプレロール錠10mg/20mg |
タイシロール錠10mg/20mg | ニコランジス錠5mg |
ニコランジル錠2.5mg/5mg「サワイ」 | ニコランジル錠2.5mg/5mg「日医工」 |
ニコランジル点滴静注用2mg/12mg/48mg「F」 | ニコランジル点滴静注用2mg/12mg/48mg「サワイ」 |
ニコランジル点滴静注用2mg/12mg/48mg「日医工」 | ニコランタ錠5 |
ニコランマート錠5mg | ニトプロ持続静注液6mg/30mg |
ニトラステープ40mg | ニトロールRカプセル20mg |
ニトロール持続静注25mgシリンジ | ニトロール錠5mg |
ニトロールスプレー1.25mg | ニトロール注5mg |
ニトロール注5mgシリンジ | ニトロール点滴静注50mg/100mgバッグ |
ニトログリセリン舌下錠0.3mg(NK) | ニトログリセリン注1mg/5mg/25mg/50mg(HK) |
ニトログリセリン点滴静注50mg(HK) | ニトログリセリン注25mg/50mg「テルモ」 |
ニトロダームTTS25mg | ニトロペン舌下錠0.3mg |
ハイパジールコーワ錠3/6 | バソレーター注1mg/5mg/25mg/50mg |
バソレーターテープ27mg | フランドル錠20mg |
フランドルテープ40mg | ミオコールスプレー0.3mg |
ミオコール静注1mg/5mg | ミオコール点滴静注25mg/50mg |
ミニトロテープ27mg | ミリステープ5mg |
ミリスロール注1mg/5mg/25mg/50mg | メディトランステープ27mg |
リファタックテープ40mg | - |
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬
慢性血栓塞栓性肺高血圧症とは、略称「シーテフ(CTEPH)」と呼ばれている肺と心臓の病気です。
肺と心臓の血液の流れが悪くなる病気なので、レビトラと併用すると症候性低血圧を起こす可能性があるため併用することができません。
治療薬はアデムパス錠(1mg/5mg/25mg)などがあります。
併用注意薬
レビトラと併用したことで、場合によっては身体に悪影響を与える可能性があるお薬のことを併用注意薬と言います。
血中濃度の上昇や副作用が強くあらわれるなど、併用禁忌ほどではないにしても注意が必要です。
こちらもレビトラを服用する前に必ず確認をしましょう。
ビカルタミド(カソデックス)
前立腺癌の治療薬です。
レビトラと併用すると血中濃度が上昇してしまう可能性があります。
マクロライド系抗生物質
マイコプラズマやクラミジアなどの菌に対して高い抗菌作用がある治療薬です。
レビトラと併用すると血中濃度が上昇してしまう可能性があります。
α遮断薬
高血圧症治療薬や前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬です。
レビトラと併用すると血管拡張作用による高圧作用が強くなり、血圧が低下する可能性があります。
カルペリチド
急性心不全の治療薬です。
レビトラと併用すると血管拡張作用による高圧作用が強くなり、血圧が低下する可能性があります。
リファンピシン(リファジン・アプテシン)
結核の治療薬です。
レビトラと併用すると血中濃度が下降してしまい、レビトラの効果が低下する可能性があります。
また、グレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分は、レビトラと併用すると血中濃度が高くなる可能性があり、レビトラの効果や副作用が強くあらわれる可能性があるので注意が必要です。
グレープフルーツを摂取してから3日間はレビトラを服用しないようにしましょう。
上記のお薬以外にも常用しているお薬のある方・持病をお持ちの方は、レビトラを服用する前に担当の医師に確認をしてから服用しましょう。