ヌーバリング（避妊リング）

ヌーバリングの詳細

ヌーバリングは高い避妊効果が期待できる避妊具です。
直径およそ5㎝ほどのリング状となっており、膣内へ持続的に女性ホルモンを放出することで妊娠しづらい状態をキープします。
オルガノン（現MSD社）が開発を手掛けました。
正しく使用した場合の避妊成功率は98％と言われています。

こんな方におすすめ

ヌーバリングは女性主体で使用できる避妊具ですので、パートナーが避妊をしてくれないことに悩んでいる方や、コンドームの使用だけでは不安な方におすすめです。
また、低用量ピルの副作用が気になる方、毎日同じ時間にお薬を飲むことが困難などの理由から低用量ピルが服用できない方にも好評です。

参考サイトについて

医療用医薬品：エトノゲストレル

医療用医薬品：エチニルエストラジオール

Wikipedia：エトノゲストレル

Wikipedia：エチニルエストラジオール

膣内にヌーバリングを装着し、3週間後の同じ曜日・時間に取り外してください。
事前に手を洗い、乾燥させた清潔な状態で使用しましょう。
詳細は、下記の説明書をご確認ください。

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ヌーバリングの効果

ヌーバリングは、事前に装着しておくことで高い避妊効果を発揮します。
主成分であるエトノゲストレルとエチニルエストラジオールが、排卵を抑える作用、子宮頚管の粘液の性質を変化させる作用、子宮内膜に受精卵が着床するのを防ぐ作用によって、望まない妊娠の回避をサポートします。

主な副作用

ヌーバリングは副作用の少ない商品とされていますが、頭痛、吐き気、乳房の張り、ニキビなどが報告されています。
これらの症状が強く出る場合や、他の異変があらわれた場合は使用を中止してください。
中止後も症状が改善されない場合は専門の医師や薬剤師に相談しましょう。
また、大変稀ではありますが重篤な副作用として血栓症も報告されています。
血栓症が疑われる症状が生じた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

基本的な注意事項

ヌーバリングの使用にあたって、喫煙者の方は一日の喫煙本数や年齢に比例して副作用の発現率が高まることが確認されていますので注意が必要です。
装着後、予期せぬタイミングで商品が外れてしまった場合には、ぬるま湯で本体を洗ってから3時間以内に再装着してください。
装着後1～2週間は完全な避妊が難しい場合があります。
なるべくコンドームなど別の避妊方法と併用しましょう。

ヌーバリングの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は、事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

ヌーバリングと併用できないお薬

ヌーバリングの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

三環系抗うつ薬との併用には注意が必要です。
その他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

直射日光の当たる場所や湿気の多い場所、高温の場所を避けて保管してください。
小さなお子様やペットの手が届かない場所で保管してください。