フェブタス（フェブリク）

フェブタス（フェブリク）の詳細

フェブタス（フェブリク）は、尿酸値を低下させる尿酸降下剤です。
プリン体を尿酸へ変える酵素の働きを阻害するフェブキソスタットを有効成分として配合しています。
世界各国で事業展開をしているインドの大手製薬会社サンファーマ社が開発を手掛けました。

高尿酸血症とは？

血液中の尿酸値が基準値を超えた場合に、高尿酸血症と診断されます。
初期の段階では自覚症状がほとんどありませんが、悪化すると尿酸が結晶化して炎症を起こし、激痛を伴う痛風発作に発展するので注意しましょう。
フェブタス（フェブリク）には、尿酸生成に関わる酵素の働きを阻害する作用がある為、痛風の予防効果が期待できます。

フェブタス（フェブリク）は、用途により服用方法が異なります。
詳細は医師や薬剤師へご相談ください。
※当サイトで取り扱っているフェブタス（フェブリク）の用量は40mg,80mgの2種ありますが、40mg,80mgをピルカッターを使用し半錠にすることで、半分量として服用することが可能です。

痛風、高尿酸血症

成人の場合、一日1回10mgから服用を開始し、血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量してください。
通常は一日1回40mg、最大摂取量は一日1回60mgです。
フェブタス（フェブリク）の服用を開始した際、血中尿酸値の急激な低下により痛風関節炎（痛風発作）が誘発される可能性がありますので、必ず少量から飲み始めるようにしましょう。
また、痛風関節炎が発現している状態で飲み始めた場合、増悪する恐れがあります。
該当の症状が治まるまで、本剤の服用はお控えください。
服用中に該当の症状が発現した場合には、本剤の服用を継続したまま症状に合わせたお薬を併用しましょう。

がん化学療法に伴う高尿酸血症

成人の場合、一日1回60mgを服用してください。
がん化学療法開始1～2日前から飲み始め、臨床症状及び血中尿酸値をモニタリングしながら化学療法開始5日目まで服用を続けましょう。
服用期間は、状態に応じて適宜延長できます。

フェブタス（フェブリク）の効果

本剤は、痛風の予防や高尿酸血症の改善に効果的です。
有効成分フェブキソスタットが、尿酸を作る酵素キサンチンオキシダーゼの働きを阻害し、血液中の尿酸値を低下させます。

主な副作用

フェブタス（フェブリク）の主な副作用として、肝機能検査値異常、関節痛、浮動性めまい、傾眠、下痢、悪心、発疹、頻尿、倦怠感、心電図異常などが報告されています。
重篤なものでは、肝機能障害や過敏症などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異常を感じた場合は速やかに服用を中止し、医療機関を受診してください。

フェブタス（フェブリク）の服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は、服用前に必ずかかりつけの医師へご相談ください。

基本的な注意事項

配合されている成分に対して過敏症の既往歴がある方は、フェブタス（フェブリク）を服用できません。
副作用として肝機能障害があらわれる場合がある為、服用期間中は定期的な検査を受診するなど十分な経過観察を実施してください。
また、甲状腺関連の初見の有無も確認し、必要に応じて検査を受診するようにしましょう。
本剤の服用による心血管系の疾患の発現や増悪にご注意ください。
症状ごとに、以下の注意点をよくご確認ください。

痛風、高尿酸血症

最新の治療指針などを参考に、薬物治療が必要とされる場合にのみ、本剤の服用を検討してください。

がん化学療法に伴う高尿酸血症

フェブタス（フェブリク）を服用する際、腫瘍崩壊症候群の発症リスクがあることを十分に考慮しましょう。
また、本剤は新たな尿酸の生成を抑制するものであり、すでに生成されてしまった尿酸を分解する作用はありません。
従って、血中尿酸値を急速に低下させる効果は期待できませんので予めご了承ください。
がん化学療法後に発症した高尿酸血症に対する有効性は、確立されておりません。

フェブタス（フェブリク）と併用できないお薬

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、ライトや直射日光の当たらない冷暗所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療用医薬品：フェブキソスタット

Wikipedia：フェブキソスタット

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