アクセプタ（ストラテラ・ジェネリック）

インタスファーマ社のアクセプタは2009年4月に承認されたストラテラのジェネリック医薬品です。なんだかそわそわして落ち付かない、体のどこか一部を動かしていないと落ち着くことができないなどの多動症状や、気分や感情のコントロールができない、気分が落ち込みやすいなどの症状を中心とする精神的発達障害の1つであるADHD（Attention Deficit Hyperactivity Disorder）は子供の頃に多いと言われています。年齢が上がると共に治まり、稀に成人まで症状が続いたり、悪化する場合もあると言われています。近年、このADHDという病名が多く知られてきたことから、思い当たることが多く自覚する方が増えてきているといわれています。ストラテラはこのADHD治療薬として世界で初めて開発されたお薬で、6歳以上18歳未満の小児用として開発されました。もちろん18歳以上の使用も可能です。これまで使用されてきた中枢刺激薬と比べると依存性が低いので安心して服用していただけます。子供から成人まで様々な年齢の人の治療に使用されています。
※アクセプタの有効成分であるアトモキセチンは厚生労働省の規制により2018年から個人輸入ができなくなります。ご検討の方はお早めにご注文ください。

アクセプタは年齢や体重などによって服用の仕方が異なるので十分に注意してください。
・18歳未満の方
一日に1回塩酸アトモキセチンとして服用します。たっぷりのお水、またはぬるま湯と一緒に服用してください。これを3日間、服用を続け様子を見てください。その後は朝に1回もしくは朝と夕1回ずつ服用してください。体重1kgにつき最大1.2mgまでの増量が可能です。

・18歳以上の方
1回につき40mgを一日に1回塩酸アトモキセチンとして服用します。たっぷりのお水、またはぬるま湯と一緒に服用してください。これを3日継続して様子を見た後、朝に1回もしくは朝と夕の1回ずつ服用します。
最大80mgまでの増量が可能です。

初めて服用する場合は服用後の体調の変化に注意してください。アクセプタは緩やかに効果を発揮し、即効性はありません。個人差はありますが、効果を実感するまで数週間～1カ月ほどかかります。時間はかかりますが、その分依存することがなく安全性が高いお薬です。

ADHDの症状は脳のドーパミン、ノルアドレナリンの不足が原因であると考えられています。そこでアクセプタは前頭葉においてドーパミンとノルアドレナリの濃度を高めることで、多動、不注意や衝動性などの症状を抑える効果があります。

お薬の作用によりドーパミンが増えるため、副交感神経が活発になります。そのために、寝つきが悪くなる、喉が乾きやすくなる、食欲不振になるなどの副作用があるようです。また飲み過ぎてしまうと動悸を感じることもあるようです。十分注意してください。小児には吐き気や倦怠感、成人の場合は排尿障害、性機能障害なども報告されています。これらの症状や、その他にも何か体の不調を感じた場合には様子を見て、治まらない場合は服用を中止してください。中止後も治まらない時は医師または専門医に相談してください。

アクセプタは6歳未満のお子様には絶対に使用しないでください。狭隅緑内障疾患の方は服用できませんのでご注意ください。心血管系の既住歴のある方は必ず医師に相談をしてから服用を決めてださい。上限以上のお薬の服用は危険ですので絶対におやめください。

アクセプタはMAO阻害剤（モノアミン酸化酵素阻害剤）と併用して服用することはできません。また、MAO阻害剤の服用を中止した後も2週間（14日間）は間隔をあけて服用するようによく確認をしてください。その他にも現在服用中のお薬のある方は飲み合わせを確認してから服用を決めるようにしてください。不安のある方は医師または専門医に相談してください。

日光が直接あたる場所は避け、湿温湿度の低いところに保管してください。お子様の誤飲は大変に危険ですので、手の届かないところに保管してください。