ロキソニン（海外市場向け）

ロキソニンの詳細

ロキソニンは、第一三共社が製造する消炎鎮痛剤です。
ステロイドを配合していない為、NSAIDs（非ステロイド性抗炎症薬）とも呼ばれています。
数ある消炎鎮痛剤の中でも比較的即効性に優れたお薬であり、幅広い症状に対応できることから、常備薬としておすすめです。

お薬の作用

ロキソニンの有効成分ロキソプロフェンナトリウム水和物には、プロスタグランジンという物質の生成を抑制する作用があります。
プロスタグランジンは血管拡張作用や子宮の収縮作用など多彩な働きを持っており、「痛み」の原因物質として知られています。
本剤はその生成を抑えることで、炎症を鎮める効果や解熱効果を発揮するのです。

参考サイトについて

お薬ラボでは商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考にして記載しております。
医療医薬品：ロキソプロフェンナトリウム水和物
Wikipedia：ロキソプロフェン

ロキソニンの服用方法

ロキソニンは年齢や症状により用法・用量が異なります。
詳細は専門の医師や薬剤師へご相談ください。

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛、手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎

成人の方は、1回1錠（60mg）を一日3回服用してください。
空腹時の服用は避けましょう。

急性上気道炎（急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む）

成人の方は、1回1錠（60mg）を頓用してください。
最大摂取量は一日2回、3錠（180mg）までです。
空腹時の服用は避けましょう。

ロキソニンの効果

ロキソプロフェンナトリウムを配合しているロキソニンは、下記症状への改善効果が期待できます。

主な副作用

ロキソニンの主な副作用として、発疹、下痢、嘔吐、消化性潰瘍、動悸、眠気、頭痛、貧血、血尿、胸痛などが報告されています。
重篤なものでは、アナフィラキシー、無顆粒球症、中毒性表皮壊死融解症、急性腎障害、うっ血性心不全、間質性肺炎、消化管出血、間質性肺炎、小腸・大腸の狭窄や閉塞、喘息発作などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異変を感じた場合は服用を中止し、お近くの医師や薬剤師にご相談ください。

基本的な注意事項

ロキソニンを含む消炎鎮痛剤による治療は、原因療法ではなく対症療法であることを予めご了承ください。
関節リウマチ、変形性関節症などの慢性疾患に対して長期投与する場合には定期的に臨床検査を受診し、異常が認められた際は適切な処置を行いましょう。
また、薬物療法以外の治療方法も検討してください。
急性疾患の症状改善に用いる場合には、症状の程度を考慮しながら慎重に服用しましょう。
長期投与は原則、避けてください。
また、原因療法があればそちらを優先的に行いましょう。
稀に、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却などの副作用があらわれるケースがあります。
高熱を伴う高齢者の方や、消耗性疾患を合併している方は特に注意が必要です。
感染症を不顕性化する恐れがある為、感染による炎症に対して用いる場合には必要に応じて適切な抗菌剤を併用してください。

ロキソニンの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

ロキソニンと併用できないお薬

ロキソニンの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない冷暗所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。