マクトリン（マクサルトジェネリック）

マクトリンの詳細

マクトリンは、偏頭痛に特化した治療薬マクサルトのジェネリック医薬品です。
日本人でも使いやすい商品を開発していることで知られるAsle pharmaceuticals社が開発を手掛けました。
偏頭痛の原因の1つとされる脳の三叉神経に作用し、神経ペプチドという痛みの根源物質を放出を抑えることで不快な痛みを取り除きます。

偏頭痛とは？

偏頭痛は、血管の拡張によりズキズキと拍動性の痛みを感じる症状です。
頭部の片側が痛むことが多いですが、両側が痛むこともあります。
また、痛みに伴って光や音、匂いに過敏になるのも特徴です。
人によってはあまりの痛みで日常生活に支障にきたす場合もあります。
有事に備えて、マクトリンなどの鎮痛剤を手元に用意しておくと良いでしょう。

参考サイトについて

医療医薬品：リザトリプタン安息香酸塩

Wikipedia：リザトリプタン

マクトリンの服用方法

成人の方は、1回10mgを偏頭痛の症状があらわれた際に服用してください。
効果が不十分と感じた場合には、一日の上限摂取量を20mgまでとして適宜追加投与できます。
ただし、服用間隔は必ず2時間以上空けましょう。

服用にあたって

マクトリンに頭痛の予防効果は期待できませんので、症状があらわれたタイミングで頓用してください。
本剤を正しく服用しても症状が全く改善されない場合、偏頭痛以外の原因で痛みが生じている可能性が考えられます。
その場合には服用量を増やすのではなく、医療機関で頭痛の原因について再度相談しましょう。

マクトリンの効果

マクトリンは、偏頭痛発作を素早く鎮める痛み止めです。
有効成分のリザトリプタンが、頭痛の原因となる血管拡張を抑制し、痛みを軽減させます。
また、偏頭痛の随伴症状（悪心、嘔吐、光過敏、音過敏など）の改善効果も期待できるでしょう。

主な副作用

マクトリンの主な副作用として、倦怠感、胸痛、動悸、嘔吐、下痢、筋力低下、めまい、咽頭不快感、蕁麻疹、肝機能異常などが報告されています。
重篤なものでは、ショック、アナフィラキシー、虚血性心疾患様症状、頻脈（WPW症候群における）、てんかん様発作、血管浮腫、中毒性表皮壊死融解症、呼吸困難、失神、薬剤の使用過多による頭痛などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
身体に異常があらわれた際は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

基本的な注意事項

マクトリンを使用できるのは偏頭痛と診断された場合のみです。
脳血管障害など他の原因による頭痛の可能性がある方は、服用前に医師の診断を受けて原因を特定してください。
本剤の服用中に重篤な心疾患の症状が確認された際は、服用を中止した上で速やかに適切な処置を行いましょう。
持病として心疾患系の症状を持っていない方であっても、極稀に重篤な副作用を引き起こしてしまう恐れがあるので注意が必要です。
副作用により眠気があらわれる可能性がある為、服用期間中は自動車の運転や機械の操作といった危険作業をお控えください。
薬剤の使用過多によって頭痛が引き起こされる可能性が考えられる為、服用を継続しても症状の改善が確認できない場合には、専門の医師へ相談しましょう。

マクトリンの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

マクトリンと併用できないお薬

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。
分割した錠剤は清潔な状態で保管し、なるべく早く服用してください。