アンチフル（タミフル・ジェネリック）

アンチフルの詳細

アンチフルは、世界的に有名な大手製薬会社シプラ社（Cipla）が開発した抗インフルエンザ薬です。
低価格ながら、先発薬のタミフルとほぼ同等の効果を有しています。
近年では自宅で使える検査キットも販売されておりますので、治療薬と併せて常備しておくと安心です。

お薬の特徴

アンチフルはインフルエンザウイルスの繁殖を抑えて症状を軽減し、完治するまでの期間を数日ほど早める効果が期待できます。
インフルエンザに罹ってしまったら、なるべく早く治療薬を飲み始めることが重要です。
A型・B型の治療、更に感染予防にも有効な本剤を、いつでも飲めるようお手元に置いておくのはいかがでしょうか？

アンチフルは、用途により服用方法が異なります。

インフルエンザの治療

成人の場合、1回1錠（75mg）を一日2回、計5日間服用してください。
症状の発症から2日以内に飲み始めると良いでしょう。

インフルエンザの予防

成人の場合、一日1回1錠（75mg）を、7～10日間服用してください。
感染者への接触後2日以内に飲み始めると良いでしょう。

アンチフルの効果

本剤はインフルエンザの治療及び予防に効果的です。
有効成分オセルタミビル酸塩が、インフルエンザウィルスの増殖に必要な酵素ノイラミニダーゼの働きを阻害します。
なお、本剤はインフルエンザA型、B型にのみ有効です。

主な副作用

アンチフルの主な副作用として、下痢、嘔吐、めまい、頭痛、動悸、出血、気管支炎、結膜炎、視覚異常、蕁麻疹などが報告されています。
重篤なものでは、アナフィラキシー、肺炎、肝機能障害、黄疸、皮膚粘膜眼症候群、急性腎障害、白血球・血小板減少、精神症状、異常行動、大腸炎などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異常を感じた場合は速やかに服用を中止し、医療機関を受診してください。

アンチフルの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は、服用前に必ずかかりつけの医師へご相談ください。

基本的な注意事項

配合されている成分に対して過敏症の既往歴がある方は、アンチフルを服用できません。
先発薬であるタミフルを服用した方について、高所からの転落を始めとした異常行動が発現した事例があります。
お薬との因果関係は明確でないものの、万全の対策を講じた上で慎重な経過観察を行うことを強く推奨致します。
また、出血（血便、吐血、不正子宮出血など）があらわれた場合には、直ちにに医療機関を受診してください。
他の細菌感染症やインフルエンザ様症状が疑われる方は、症状に適した処置を行いましょう。

アンチフルと併用できないお薬

アンチフルの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

ワルファリンとの併用後に、プロトロンビン時間が延長したケースが報告されておりますので注意しましょう。

高温・多湿の場所を避け、ライトや直射日光の当たらない冷暗所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療用医薬品：オセルタミビル

Wikipedia：オセルタミビル

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