パースピレックスローション

パースピレックスローションは、医療大国デンマークに本拠を置くスキンケア製品メーカーのRiemannASが製造・販売をしているデオドラントアイテム（制汗剤）です。通常のデオドランド製品は、殺菌成分で気になる臭いを抑えるだけだったり、体臭を誤魔化す為に別の香りをつけていたりします。しかし、パースピレックスローションは他のデオドラント製品とは違い、臭いの原因となる「汗」そのものを止めてくれます。主成分の塩化アルミニウムは、水に反応すると固形となる性質があります。汗と反応することで水酸化アルミニウムを生成し、皮膚の上層部にある細胞のケラチンと一緒になって汗腺内に角栓を形成します。これがフタの役割となり、汗自体が出る事を防いで臭いの根本の原因を絶ちます。また、細菌が汗や汗の中に含まれる皮脂や汚れを分解するときに発生する臭気を予防するといった効果もあります。使用方法も簡単で、ワキ、手のひら、足裏、顔などの気になる部分に一度塗るだけです。入浴・手洗いなどをしても効果が低下せず、最大3～5日間もの間、制汗効果が期待できます。パースピレックスローションは香料が不使用の為、かぶれやアレルギーリスクを最小限に抑えられています。市販の制汗剤で満足していない方や何度も塗り直すのを面倒と感じる方におすすめの商品です。

お風呂やシャワーで汗を流した後、水分を拭き取り、皮膚が完全に乾燥した状態で使用してください。汗腺の活動が低下しやすい就寝前に、脇や手足・顔など汗が気になる箇所にパースピレックスローションを塗布します。塗布後は、完全に乾いてから服を着用してください。乾くのに時間がかかる時は、ドライヤーなどを使用しても大丈夫です。翌朝、塗布した部分を濡れタオル等で拭き取ってください。パースピレックスローションの塗り直しは必要ありません。香水や香料（デオドラント製品）を使用も可能で、効果も落ちる事はありません。使用開始から1週間以内は、効果を実感するまで毎日使用してください。効果を実感後は、週2～3回の使用で大丈夫です。

パースピレックスローションは、臭いの元となる汗自体の発生を抑える為、体臭やワキガなどの発生原因の元となる多汗を改善する効果があります。ドイツのドクター・シュレーダー研究所で実施された実験では、40％以上の発汗抑制（減汗作用）が72時間以上持続すると言う結果を出した実力派です。

副作用は特に報告されていませんが、肌につけるものなので、相性が合わなかったり何か異常が出てしまった際は使用をお控えください。

外用としてのみご使用いただけます。塩化アルミニウム濃度が高い為、肌の弱い部分には使用しないでください。肌が弱い方は、足の裏や手のひらなど、他の部位よりも肌が厚い箇所で使用し、様子を見る事をおすすめしています。塗布部分に擦り傷や切り傷などの傷がある場合、薬液の付着による痛みやかぶれなどの症状があらわれる場合があります。そのため、塗布時には患部に傷がないかを確認した上でご使用ください。妊娠中や授乳中でも使用は可能ですが、含有成分にアレルギーがある方は使用前に医師にご相談ください。

併用禁忌薬はありませんが、パースピレックスローションの塗布前に肌に別のものを塗布すると期待している効果が出にくくなる可能性があります。塗布前は肌に何も塗らずに清潔な状態に整えてから塗布してください。使用箇所にほか外用薬を使用する際はパースピレックスローションを使用後にご利用ください。

高温多湿を避け、涼しい場所で保管してください。小児の手の届かないところで保管し、口には入らないようにしてください。また、蓋に隙間があると蒸発しやすくなるので、しっかりと蓋をお締めください。