コルタリンGP

香港のフォーチュンファーマ社（Fortune Pharmacal）が開発・販売しているコルタリンGPは、香港をはじめ中国本土やマカオで一般的で有名な総合風邪薬です。コルタリンよりも咳症状の緩和を強化した医薬品で、アメリカやカナダでも人気があります。主成分アセトアミノフェン（パラセタモール）は一般用医薬品にも多く使用されています。解熱鎮痛作用があり、発熱・寒気・頭痛などの症状改善に効果があります。他にも、アレルギーや咳に有効なクロルフェニラミン、咳を鎮めて痰を喉から吐き出しやすくするグアイフェネシン、鼻水や鼻づまりを緩和するフェニレフリンが配合されています。このように風邪のつらい諸症状を早く緩和する効果に期待ができるのです。また、花粉症やアレルギー諸症状も緩和させる作用があります。コルタリンGPにはアスピリンを使用していないことから胃への負担が軽く、不快感を起こしにくいとされています。

コルタリンGPは1回2錠を食後水またはぬるま湯で服用してください。年齢、症状により適宜増減しますが、一日4回までの服用で留め、服用間隔は4時間以上あけるようにしてください。また、空腹時の服用は避けさせるようにしてください。

コルタリンGPには咳・発熱・鼻づまり・頭痛など風邪の諸症状を緩和する効果があります。また、花粉症やアレルギーなどの症状緩和にも期待ができます。

主な副作用として、発疹や頭痛、食欲不振、胸やけなどがあります。なにか異変を感じた際は使用を中止し、医師にご相談ください。

コルタリンGPにより重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注意し、一日の最大服用量を超す高用量で長期服用する場合には、定期的に肝機能等を確認するなど慎重に服用してください。また、次の方は慎重に服用してください。
・アルコール多量常飲者（肝障害があらわれやすくなります。）
・絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある方（肝障害があらわれやすくなります。）
・肝障害またはその既往歴のある方（肝機能が悪化するおそれがあります。）
・消化性潰瘍の既往歴のある方（消化性潰瘍の再発を促すおそれがあります。）
・血液の異常またはその既往歴のある方（血液障害を起こすおそれがあります。）
・腎障害又はその既往歴のある方（腎機能が悪化するおそれがあります。）
・心機能異常のある方（症状が悪化するおそれがあります。）
・過敏症の既往歴のある方
・気管支喘息のある方（症状が悪化するおそれがあります。）
・高齢者
・小児

コルタリンGPの併用禁忌薬は特に報告がありませんが、配合成分アセトアミノフェンにおいて禁忌があります。消化性潰瘍のある方、重篤な血液の異常のある方、重篤な肝障害のある方、重篤な腎障害のある方、重篤な心機能不全のある方、本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方、アスピリン喘息（非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発）またはその既往歴のある方は服用しないでください。

小児の手の届かない直射日光と高温多湿を避けた場所へ保管するようにしてください。