アレフェックス

Kirkland Signatureのアレフェックスは、主にアレルギー性疾患の治療に使われる抗ヒスタミン薬です。有効成分は先発薬のアレグラ錠と同じフェキソフェナジン塩酸塩で、ヒスタミンの受容体をブロックして働きを抑えることでアレルギー症状を緩和します。鼻水やくしゃみ、湿疹、かゆみなどのアレルギー症状を抑える効果のほかハウスダストやダニ、花粉など様々なアレルギー症状を抑えてかゆみなどを緩和する働きがあります。花粉症などのアレルギー性疾患は死に至る病ではなく、明確な治療方法が分からないといって諦めがちな方も多いとは思いますが、決して治らないわけではありません。アレフェックスは、基本的に飲んですぐに症状が治まるものではありませんが2週間～4週間ほどで効果があらわれますので、アレルギー症状の予防として服用することをおすすめします。花粉症の原因となっているアレルギー性結膜炎については多くの方が悩んでおり、スギやヒノキ花粉のように毎年同じ季節に症状が出ますので、花粉症のシーズンなどが迫ってきたら、事前にアレフェックスを服用しておくことによって症状を軽減し、快適に過ごすことも可能となります。

成人の場合、フェキソフェナジン塩酸塩として1回あたり60mgを摂取します。1錠180mgの場合は0.33錠を1日に2回服用してください。ピルカッター等で錠剤を分割して服用することを推奨します。服用する際は水またはぬるま湯で飲むようにしてください。

アレフェックスに含まれているフェキソフェナジン塩酸塩という有効成分は抗ヒスタミン薬と呼ばれており、アレルギー反応の関連物質ヒスタミンが、ヒスタミン受容体に結合するのを阻害します。それにより花粉やハウスダストなどによるアレルギー症状を緩和し、鼻水やくしゃみ、湿疹、かゆみなどの症状を抑える効果があります。フェキソフェナジンの効果によって緩和される症状は、アレルギー性鼻炎のほか、蕁麻疹や皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患など、様々な症状を改善する効果を期待できるでしょう。

主な副作用としては頭痛や眠気、吐き気・発疹・血管浮腫・かゆみ・蕁麻疹・潮紅・発疹などの報告があり、重度なものになると呼吸困難や血圧低下・意識消失・ショック、アナフィラキシーなどの症状があらわれる場合もあります。また、全身の倦怠感や食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる肝機能障害、発熱、咽頭痛などの症状があらわれる場合もありますので、このような重度の副作用があらわれた場合は直ちに服用を中止して専門の医師の診察を受けるようにしてください。

服用の際はフルーツジュース（グレープフルーツやオレンジ・リンゴ）などで服用しないでください。これらのものと同時に服用すると薬の成分が低下してしまいます。また、飲み忘れに気付いた際は、その時点ですぐに服用してください。但し、次の服用時間が近い場合は忘れた分の服用はせず、最低でも6時間は間隔を空けてください。尚、薬の効果が低下する可能性がある為、本剤はアルミニウムやマグネシウムなどを含有している制酸剤などと同時に併用して服用しないでください。また、妊娠中や妊娠の可能性のある方は、ご自身の判断で服用せず、必ず医師または薬剤師に相談するようお願いします。

アレフェックスにはいくつかの併用注意薬があります。併用注意薬と同時に服用することで薬の効果が低下したり、思わぬ副作用があらわれたりすることがありますので、飲み合わせの悪い薬には注意が必要です。
・制酸剤などの胃薬
一部の胃薬には水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムが含まれており、これらの薬と併用すると薬の効果が弱まってしまいます。

・市販されている頭痛薬や風邪薬など
これらも胃薬と同様に水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムが含まれていることが多いので、箱などに記載されている有効成分をしっかりと読むことが必要です。

・抗生物質
エリスロシンと呼ばれるマクロライド系の抗生物質は、フェキソフェナジン塩酸塩の血中濃度を高めてしまい、作用が強く出てしまい思わぬ副作用の症状があらわれる為、注意が必要です。エリスロシンは病院で処方されるお薬で、市販で売られていることはありません。もし服用している場合はかかりつけの医師に相談するようお願いします。

高温多湿や直射日光の当たる場所を避け、お子様の手が届かない場所に保管してください。