タダグラソフト

タダグラソフトの詳細

タダグラソフトは、アウロケム社が開発したED治療薬です。
先発薬であるシアリスは効果の持続時間が長いことで知られており、金曜日の夜に服用すると日曜日まで楽しめる、という意味で「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。
本剤は先発薬よりも低価格で購入可能です。

勃起とは？

男性の勃起は、性的な興奮や刺激により体内でcGMP（環状グアノシンリン酸）が生成され、血流が増加することで起こる生理現象です。
一方、男性の体内には、cGMPを分解する働きを持つPDE-5という酵素も存在しており、このPDE-5が性行為時にも強く働いてしまうとEDの症状へ繋がります。
タダグラソフトを服用すると、PDE-5の働きを阻害してくれるので、正常な勃起力を取り戻すことができるでしょう。

一日1回1錠を、性行為のおよそ1時間前に服用してください。

基本的な摂取量

タダグラソフトを服用する際は、基本的に錠剤を分割し、少量ずつお試しください。
有効成分であるタダラフィルは一日に20mgまで服用できるとされておりますが、こちらは身体の大きな欧米人向けの規格です。
日本人男性の場合は少量でも十分な効果が見込めます。

最大摂取量

本剤の最大摂取量は、錠剤分割の有無に関わらず一日1回1錠（20mg）までです。
また、成分の過剰摂取を避ける為に、前回分から24時間以内での追加摂取はしないでください。

タダグラソフトの効果

タダグラソフトはED（勃起不全）の症状改善に効果的です。
有効成分タダラフィルが、PDE-5という酵素の働きを阻害することで血管を拡張させ、勃起に必要な量の血液を陰茎海綿体へ送り込みます。
個人差はありますが、効果の持続時間はおよそ24～36時間です。

主な副作用

タダグラソフトの主な副作用として、動悸、頭痛、胸のつかえ、顔の火照り、鼻づまりなどが報告されています。
重篤なものでは、持続勃起症（プリアピズム）や突発性難聴などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
身体に異常を感じた場合は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
なお、眠気、めまい、視覚症状などがあらわれるケースがありますので、服用後は車の運転を含む危険作業を控えるようにしましょう。

タダグラソフトの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は、タダグラソフトの服用前に必ずかかりつけの医師へご相談ください。

基本的な注意事項

タダグラソフトは食事の影響を受けにくい為、服用のタイミングを選びません。
ただし、満腹時よりも空腹時に服用する方が効果を実感しやすいとされておりますので、食前もしくは食後2時間以上が経過してからの摂取がおすすめです。
また、食事の中にフラノクマリンを含む飲食物（グレープフルーツなど）が内包されていないことをご確認ください。
本剤との併用により、効果や副作用を過剰に増強する相互作用があらわれる恐れがあります。
アルコールとの併用は可能ですが、タダグラソフトの持つ血管拡張作用によって急激に酔いが回ってしまう可能性がある為、なるべく控えるようにしましょう。

タダグラソフトと併用できないお薬

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、ライトや直射日光の当たらない冷暗所にタダグラソフトを保管してください。
子供やペットの届かないところに保管してください。
分割した錠剤は清潔な状態で保管し、なるべく早く服用してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療用医薬品：タダラフィル

Wikipedia：タダラフィル

ED診療ガイドライン第3版