ED治療薬と食事と持続時間について
バイアグラを始めとするED治療薬には、様々な種類があります。
勃起効果を得る条件として、空腹時に服用するというのが一般的ですが、中には食事と併用しても勃起効果が得られるED治療薬もあります。
こちらのページでは、ED治療薬と食事と持続時間の関連性をお薬ラボが分かりやすく説明していきます。
ED治療薬の食事と持続時間の関連性
勃起不全(以下EDと記載)の治療薬は、世界中のEDで悩む男性から人気があります。
確かな勃起効果を得られるお薬ですが、食後に服用してしまうと十分な勃起効果が得られない場合や持続時間が短くなってしまう場合があります。
特にバイアグラは食事の影響を受けやすい性質です。
シアリス・レビトラ・ステンドラは、食事の影響を受けづらいED治療薬として知られています。
ではそれぞれのお薬の食事と効果や持続時間の影響はどのようなものなのでしょうか。
ED治療薬のバランスをわかりやすくグラフ化しましたのでご参考ください。
※各数値は「強さ」を表しています。
※食事は数値が高いほど影響を受けにくいということになります。
※副作用は数値が高いほど副作用の症状が出にくいということになります。
食事の影響を受けやすいED治療薬
ED治療薬の代表として有名なバイアグラですが、食事の影響を受けやすいことでも有名です。
バイアグラが食事と併用できないことから、ED治療薬は食事と併用ができない、と思っている方も多いのではないでしょうか。
ED治療薬は、胃で溶け始め腸から成分を吸収します。
食後は胃や腸にべっとりと油膜が張ってしまっているので、有効成分であるシルデナフィルが油膜を通過することができず、血液中に吸収されないでそのまま便となって排出されてしまいます。
バイアグラを服用する際は空腹時もしくは、食後から最低でも2時間以上の間隔をあけるようにしましょう
食後に服用できるED治療薬
シアリス・レビトラ・ステンドラは、バイアグラに比べて、食後に飲んでも影響が受けづらいED治療薬です。
シアリスはイーライリリー社が開発した、一番食事の影響を受けにくいED治療薬です。
水に溶けにくいことから服用してから1~3時間ほどで効果が発揮されます。
持続時間が24~36時間と、最大で一日半の効き目の長さから欧米ではウィークエンドピルとも呼ばれています。
レビトラはバイエル社が、バイアグラのデメリットを補うために作りました。
食事の影響が受けにくく、最大で5~6時間ほど効果が持続します。
服用してから15分ほどで効果があらわれるので、即効性に長けていることから欧米ではダッシュとも呼ばれています。
ステンドラは、Vivus社が開発したバイアグラ・シアリス・レビトラに続く第四世代のED治療薬と言われています。
食事の影響を受けにくく、15分ほどで効果があらわるので即効性に長けて、3時間ほど効果が持続します。
食事内容によって効果があらわれないことも…
食事の影響を受けにくいED治療薬でも、食事内容や量によっては効果があらわれない場合があります。
シアリス・ステンドラ
800kcalまでの食事なら影響を受けにくいです。
ポークカレー:約760kcal
レビトラ
700kcal未満で脂質が23.3g以下の食事であれば、影響を受けにくいです。
生姜焼き定食:約700kcal・脂質約29g
食事と併用する際は、食前に服用しましょう。
最低でも、服用から30分以上は間隔を空けて食事をしてください。
また、食事を摂りすぎてしまうと効果があらわれない以外にも、
- 持続時間が短くなる
- 副作用が効果よりもあらわれてしまう(消化不良、胸焼け、腹痛など)
などが起きてしまいます。
食事と併用する場合はなるべく時間を空け、和食などのヘルシーな食事や、満腹まで食べないようにしましょう。
ED治療薬とアルコールの関連性
お酒は、パートナーとのムードを高めるためには必須アイテムと言っても、過言ではないでしょうか。
個人差はありますが、ワインやブランデー1杯などのたしなむ程度でしたら問題はありません。
お酒は、緊張やストレスから解放させ、気分を高めたりリラックス効果があります。
しかし、多量のアルコールは勃起力を弱くして、お薬の効果を減少させてしまうことがあります。
お酒を飲みすぎた状態でED治療薬を服用してしまうと、頭痛や動悸などの副作用が強くあらわれて、身体に悪影響を及ぼす場合があります。
また、グレープフルーツ(ジュース含む)の成分であるフラノクマリンは、お薬が身体から抜けるのが遅くなり、効果が強く出てしまいます。
効果が強く出るということは、副作用の症状も強く出るということになります。
この症状は、グレープフルーツを食べてから2~3日後でも起こることがあるので注意しましょう。
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