ハゲのタイプについて

ハゲ(薄毛)というと部分的または全体的に髪の毛がない状態を連想されると思いますが、ハゲは9種類のタイプに分かれます。それぞれ原因や症状や対策も異なりますので、まず自分がどのタイプのハゲなのかをしっかりと把握することが大事です。こちらのページで詳しくご説明します。

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(以下AGA)は成人男性の30%、4200万人中1260万人がAGAといわれているほど一般的なハゲの代表である症状です。
AGAはAndrogenetic Alopeciaの略で、ハゲで悩む方の約95%がAGAといわれているくらい多い症状になります。

AGAによる薄毛は、遺伝や男性ホルモンが原因とされています。
テストステロンという男性ホルモンが5a-リダクターゼという還元酵素と複合してジヒドロテストステロン(以下DHT)を発生させます。
このDHTがAGAの原因で、髪の毛に脱毛を促す信号を送ってしまうのです。
髪の毛にはヘアサイクルというものがあり、休止期・成長期・退行期という流れを繰り返します。

一般的に髪の毛の成長期は2~6年といわれていて、その期間中に髪の毛は太く長く成長していきます。
しかし、DHTが発生したことによりこの成長期を数ヶ月~約1年と大幅に短くしてしまい、髪の毛が十分に成長せずに抜け落ちてしまうということが起きてしまいます。
一昔前までAGAは有効な治療法がありませんでしたが、AGAによる薄毛の進行を遅らせる治療薬プロペシアや発毛を促すミノキシジル錠などが開発されてAGAは改善ができる症状になりました。

AGAはどこからハゲてくるかによって3つのタイプに分けられます。

額の生え際からのM字タイプ

生え際から後頭部に向かって薄毛になるM字ハゲはAGAの中でも治療が難しいM字ハゲは額の生え際から後頭部へ向かって薄毛が進行していく症状です。
そもそも生え際は、髪の毛が成長する上で必要とされる栄養素を運ぶ為の毛細血管が少ないことから、AGAの中でも一番治療をすることが難しいといわれている非常に厄介なタイプです。

前頭部からのU字タイプ

U字ハゲは中央部分の後退が激しく薄毛の深刻度も高いU字ハゲもM字ハゲと同じで、生え際から後頭部へ向かって薄毛が進行していきます。
しかし、中央部分の後退も激しいという特徴があります。
M字タイプよりも進行が早く、薄毛の深刻度も高くなっています。

頭頂部からのO字タイプ

頭頂部から薄毛になるO字ハゲは正面から見ただけでは気づきにくいO字ハゲは頭頂部から薄毛が進行していく症状で、頭頂部に小さいO字のハゲができてどんどん大きくなっていきます。
正面から鏡で見ただけでは気付きにくいことから、かなり進行してしまってから気付いたというケースもあるので注意が必要です。

女性男性型脱毛症(FAGA)

女性男性型脱毛症(以下FAGA)は女性のAGAのことをいいます。
男性のAGAとは違い、頭頂部から薄毛の進行が始まり広がっていきます。
FAGAによる薄毛は、加齢による女性ホルモンの減少が原因とされています。
女性ホルモンが減少したことで男性ホルモンの影響が強くなり、ホルモンバランスが崩れます。
そして、DHTが髪の毛に脱毛の信号を送ってしまい、ヘアサイクルが乱れてしまいます。
他にも、ピルの服用による瀰漫性脱毛症(びまんせい)や出産後の産後脱毛、ストレスや過度なダイエットも原因だといわれています。

女性ホルモンの減少が原因の女性男性型脱毛症にはツゲイン2%がおすすめ男性のAGAの場合はプロペシアやミノキシジル錠で改善ができますが、プロペシアなどは男性向けの商品なので女性の使用は禁止されています。
しかし、有効成分であるミノキシジルは女性にも効果がありますので、育毛剤のツゲイン(リアップ)がおすすめです。
男女兼用ですが、女性の方は2%を使用してください。

若年性脱毛症

若年性脱毛症とは、10~30代といった若い年齢で薄毛の症状が進行してしまうことをいい、男女ともに発症の可能性があります。
抜け毛が髪の毛の成長を上回ってしまい、薄毛の症状が進行してしまいます。
若年性脱毛症による薄毛は、生活習慣の悪化(睡眠不足や食生活の乱れなど)やストレスや遺伝が原因とされています。
髪の毛のダメージは睡眠中に修復されるので、睡眠不足が続いてしまうと修復の時間が短いということになり、症状が悪化してしまいます。
また、ファーストフードのような油が多く含まれた食べ物ばかり食べていると、頭皮の皮脂の分泌が増えて毛穴が詰まりやすくなり、薄毛を促進させてしまいます。

若年性脱毛症を改善する為には、

  • ストレスを溜めこまない
  • 睡眠時間を長めにとる
  • 油が多い食事は避けバランスのとれた食生活

など、生活習慣の改善を試みてください。

若年性脱毛症の改善に亜鉛サプリのZINC(ジンク)を使用する時は最大摂取量を超えないようにピルカッターで調整育毛剤を使用する場合は、男女兼用でミノキシジルの約3倍も発毛効果があるとされ、様々な脱毛症に効果のあるボントレスヘアセラムや抜け毛を防止する亜鉛が含まれているサプリメントのZINC(ジンク)などがあります。
有効成分に亜鉛が50mg含まれていますが、亜鉛の一日の最大摂取量は成人男性で45mg、成人女性で35mgまでなのでピルカッターなどで適量に切って使用してください。

脂漏性脱毛症(しろうせい)

脂漏性脱毛症は頭皮や毛穴の常在菌が消滅することが原因脂漏性脱毛症とは、他の脱毛症に比べて珍しいタイプの症状です。
頭皮の皮脂が通常よりも過剰に分泌されてしまい、頭皮や毛穴に炎症が発生してしまいます。
炎症が発生したことにより、抜け毛の症状が急激に進行してしまいハゲてしまいます。
脂漏性脱毛症による薄毛は、ホルモンバランスの異常により皮脂の過剰分泌が起きてしまい頭皮や毛穴の常在菌を消滅させてしまうことが原因とされています。
この常在菌が減少してしまったことで炎症が起こりやすくなり悪化してしまいます。

脂漏性脱毛症を改善する為には、原因となる皮脂を丁寧に落とすこと、揚げ物などの脂肪分が多い食事を極力避けることで皮脂の分泌量を減らすことができます。
また、はちみつ石鹸ビビスカル・シャンプー&コンディショナーを使用すると頭皮の汚れを効率的に落としてくれるのでおすすめです。

粃糠性脱毛症(ひこうせい)

粃糠性脱毛症はマラセチア菌が異常繁殖することが原因のひとつ粃糠性脱毛症とは、フケが大量に発生したことにより頭皮や毛穴に炎症を発生させます。
炎症が発生したことによって抜け毛が進行してしまいハゲてしまいます。
粃糠性脱毛症は、全ての原因がまだ解明されていないのが現状です。
現段階で分かっていることは、ホルモンバランスの乱れや自律神経系の乱れによってフケが代謝として大量に発生してしまい、頭皮の常在菌であるマラセチア菌が異常繁殖してしまうことです。
マラセチア菌が異常繁殖したことによって頭皮が炎症を起こしてしまい、毛が抜けてしまいます。
また、運動不足や偏った食生活やストレスなどの生活習慣の乱れも大きな原因になってしまうといわれています。

粃糠性脱毛症を改善する為には、今のところフケによるマラセチア菌が異常繁殖して頭皮の炎症から症状が発生することは分かっているので、ニゾラル(ニゾラール)シャンプービビスカル・シャンプー&コンディショナーなどを使用することをおすすめします。
市販のシャンプーでは改善には至らないので、殺菌力のあるシャンプーを使用して改善をしましょう。
また、ストレスを極力溜めこまないように意識する、睡眠時間を長めにとるようにする、油が多い食事は極力避けてバランスのとれた食生活を意識するなどの生活習慣の改善を試みてください。

牽引性脱毛症(けんいんせい)

牽引性脱毛症はヘアゴムなどで地肌が強い力で引っ張られることが原因牽引性脱毛症は、男性に比べて女性に多い症状です。
全体的に薄毛になることや部分的に薄毛になることもあるので、どこから薄毛が進行していくか分からないのが特徴です。
牽引性脱毛症はヘアゴムやリボンなどで髪型を整える際に、地肌を強い力で引っ張られることが原因になっています。
ヘアゴムやリボンなどで髪の毛を結ぶことで、頭皮や髪の毛の負担が大きくなってしまいます。

牽引性脱毛症を改善するには、ヘアゴムやリボンなどで整えた髪型のキープ時間を短くすることが一番の方法です。
普段から髪型を固定しなければこのタイプの症状は起こりません。

抜毛症(トリコチロマニア)

ストレスが原因で自分の髪の毛を抜くことが癖になっているのを抜毛症という抜毛症は、自分で髪の毛を抜くことが癖になっている症状です。
無理矢理抜かれた髪の毛は生えづらくなり、抜かれた周りの頭皮は傷んでしまい薄毛を進行させます。
抜毛症は過度なストレスにより精神的に追い詰められたことで、自ら抜いてしまう癖がついてしまうことが原因とされています。

抜毛症を改善するには、ストレスを溜めこまないで自分で髪の毛を抜かないように意識して生活しましょう。

円形脱毛症

丸いハゲができる円形脱毛症は精神的な要因が原因コインの様な丸い形のハゲがある場合は円形脱毛症の可能性があります。
また、丸い薄毛部分の周りの髪の毛を引っ張ると、ほとんど抵抗なく抜け落ちてしまうのも大きな特徴です。
円形脱毛症は、ストレスや生活の乱れなどの精神的な要因によって発症する症状です。

円形脱毛症の改善は、食生活を見直して栄養をしっかりとって頭皮の血行を良くすることが大事です。
高脂肪の食べ物は極力避けて、豆腐や納豆などの大豆製品に多く含まれるタンパク質や、レバーや魚介類や肉やチーズなどに多く含まれる亜鉛や、青魚や卵やほうれん草やさつまいもに多く含まれるビタミン類を、積極的に摂取するようにしましょう。
治療薬を使用する場合は、病院で処方してもうことのできるモメタゾンフランカルボン酸を有効成分としたフルメタが一般的な治療薬です。
ジェネリック医薬品ですとメタコルチールという商品があります。
また、予防法としては、ストレス要因を解明し内面を改善することで症状が治まるとされています。
AGAクリニックや心療内科に相談することをおすすめします。

産後脱毛症

産後脱毛症は、その名の通り女性に起きる脱毛症です。
出産後に抜け毛の量が明らかに増加することをいいます。
産後脱毛症の原因は、妊娠中に増加した女性ホルモンが普段の量に戻ったことが原因とされています。
増加した女性ホルモンによってなんとか保っていた髪の毛が、通常の女性ホルモンの量に戻ったことで抜け落ちてしまうのです。
出産後の抜け毛はホルモン量の変化によって起きる自然脱毛なので、必要以上に心配しないようにしましょう。
気にしすぎるとストレスになり、抜け毛の症状が更に悪化してしまう可能性があります。
産後の抜毛は半年~1年間続くといわれています。
抜け毛が1年間以上続く場合は、ホルモンバランスの乱れ以外にも原因がある可能性があります。

増加した女性ホルモンが戻ることが原因で起きる産後脱毛症には豆乳・納豆・味噌汁などのイソフラボンが効果的産後脱毛症の改善は、イソフラボンという成分を摂取することでできます。
イソフラボンにはホルモンバランスを整える作用があります。
イソフラボンは大豆製品に含まれているので、豆乳や納豆や味噌汁などを積極的に食べるようにしましょう。
脂分が多い食事はなるべく避けて、一日3食バランスのとれた食事をするように心掛けましょう。
また、慣れない育児によってストレスを溜めこんでしまい、ストレスによって脱毛の症状が進行してしまう可能性もあります。
ストレスを溜めこまず適度に息抜きをして、心も身体も健康を保つようにしましょう。

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