フルナイト（ルネスタジェネリック）

フルナイトの詳細

フルナイトは、非ベンゾジアゼピン系に属する睡眠薬です。
有効成分エスゾピクロンは、1980世代から販売されていたアモバンの有効成分ゾビクロンを改良したもので、数ある睡眠導入剤の中でも中くらいの強さに位置しています。
短時間型の睡眠薬ですが、入眠障害や不眠症の他、こまぎれに起きてしまう睡眠障害（中途覚醒）の症状改善にも効果的です。
朝までしっかりと睡眠をとる事ができるでしょう。
販売メーカーはインドの大手製薬会社サンファーマ社（Sun Pharmaceutical Industries Ltd）です。

お薬の特徴

フルナイトはルネスタのジェネリック医薬品です。
他の系統の睡眠薬や精神安定剤は、繰り返し使用することで耐性がついてしまい、効き目が薄れてしまうこともありますが、本剤は耐性がつきにくいとされています。
先発薬と比べると価格もお手頃の為、多くの方に安心してご利用いただけるでしょう。

参考サイトについて

お薬ラボでは商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考にして記載しております。

医療用医薬品：ルネスタ

Wikipedia：エスゾピクロン

フルナイトの服用方法

通常、成人の場合は1回2mgを、高齢者の場合は1回1mgを就寝前に服用してください。
服用量は症状によって適宜増減できますが、成人では1回3mg、高齢者では1回2mgを超えないようにしましょう。

使用にあたって

フルナイトを食事中または、食直後に服用すると、満足な効果が得られなくなる可能性があるので注意が必要です。
服用量を増量する場合は十分な経過観察を行い、症状の改善に伴って減量するよう努めましょう。
睡眠の途中で1度起床し、活動する予定のある方は服用しないでください。
高度の肝機能障害または、腎機能障害がある方は、年齢に関わらず1回1mgを目安（最大で1回2mgまで）に服用しましょう。

フルナイトの効果

フルナイトは不眠症改善に効果的です。
有効成分のエスゾピクロンが脳の神経を鎮める作用を発揮し、リラックス状態へと導きます。
また、極度の不安感や緊張に対しても有効です。

主な副作用

フルナイトの主な副作用として、傾眠、頭痛、浮動性めまい、うつ病、記憶障害、錯乱状態、発疹、口渇、下痢、嘔吐などの症状が報告されております。
重篤なものでは、ショック、アナフィラキシー、依存性、呼吸抑制、肝機能障害、精神症状、意識障害、一過性前向性健忘、もうろう状態、睡眠随伴症状（夢遊症状など）などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
身体に異常があらわれた際は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

基本的な注意事項

フルナイトの服用後、もうろう状態や睡眠随伴症状（夢遊症状など）があらわれるケースがあります。
また、入眠までの出来事や中途覚醒時の出来事を記憶していないケースもありますのでご注意ください。
長期間に渡って服用を続けると薬物依存が発現する恐れがありますので控えましょう。
服用した翌朝以降に、眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがある為、自動車の運転や機械の操作といった危険作業はお控えください。
アルコールとの併用も控えましょう。

フルナイトの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

フルナイトと併用できないお薬

フルナイトの併用禁忌薬は、現在報告されていません。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。