コダカラン（排卵誘発剤）

コダカランの詳細

コダカランは、不妊にお悩みの方におすすめの排卵誘発剤です。
エストロゲン受容体に作用する有効成分クロミフェンが配合されており、体内での性腺刺激ホルモンの分泌を促します。
男性が服用した場合、ホルモン分泌による精子の形成補助効果があるとされています。

製造メーカーについて

コダカランの製造メーカーは、インドの製薬会社Asle pharmaceuticals社です。
同社の商品は日本人の現地スタッフが監修に携わっていることから、パッケージや説明書が日本語表記、錠剤が小さいなど、日本人ユーザーにも優しい仕様となっています。

コダカランは、症状や健康状態によって用法・用量が異なります。
不安な場合は必ず専門の医師や薬剤師へご相談ください。

排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発

一日50mgの服用を五日間続けてください。
第1クールが終了した時点で効果が得られなかった場合は、一日100mgまで増量できます。
3クールに渡って服用を続けても排卵性月経が全くみられなかった場合には、服用を中止して医療機関で相談しましょう。

生殖補助医療における調節卵巣刺激

一日50mgを生理開始後三日目から五日間服用してください。
満足な効果が得られなかった場合には、次回の周期から一日100mgまで増量できます。

乏精子症における精子形成の誘導

一日50mgを隔日、服用してください。

コダカランの効果

コダカランは排卵障害に基づく不妊症の改善、生殖補助医療における調性卵巣刺激、乏精子症における精子形成の誘導などに効果的です。
有効成分クロミフェンクエン酸塩が脳の視床下部に働きかけ、エストロゲンが不足していると錯覚させることで生成・分泌を促します。

主な副作用

コダカランの主な副作用として、頭痛、悪心、嘔吐、イライラ、倦怠感、下腹部痛、視覚症状などの症状が報告されています。
これらの他にも、身体に異変を感じた場合は直ちに服用を中止し、お近くの医療機関を受診してください。

コダカランの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は、必ず事前にかかりつけの医師へご相談ください。

基本的な注意事項

コダカランの服用を長期間に渡って続けた場合、子宮内膜が薄くなったり、頚管粘液の分泌抑制により精子が子宮に侵入しにくくなったりするリスクがあります。
また、副作用として色覚異常があらわれるケースがある為、服用後の危険作業（車の運転も含む）は避けましょう。
過剰な摂取は重篤な副作用を引き起こす原因となりますので、必ず用法・用量を守ってご使用ください。

コダカランと併用できないお薬

本剤の併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

本剤の併用注意薬は、現在報告されておりません。
ただし、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談しましょう。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所にを保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療用医薬品：クロミフェンクエン酸塩

Wikipedia：クロミフェン