シプロックス（シプロキサン）

シプロックスは、シプラ社から製造・販売されている細菌感染症への治療薬になります。主成分にはシプロフロキサシンはニューキノロン系抗生物質で、細胞器官のリボソームと呼ばれるタンパク質合成の役割を果たす器官の働きを抑制することで、細菌の増殖を抑えたり殺菌をします。年々増加傾向にある淋病に対して効果的であり、他にも扁桃炎や肺炎などの呼吸器感染症、膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症、中耳炎や副鼻腔炎などの耳鼻科領域感染症など、幅広い細菌感染症に効果を発揮します。バクシダールやタリビットなどの従来の抗菌薬よりも強力であることから、治療の難しい感染症などにも効果が期待されています。シプロックスは先発薬のシプロキサンと比較しても効果は衰えておりません。また、価格もジェネリック医薬品の為、お手頃な価格となっております。比較的アレルギーを起こすことが少なく、セフェム系やペニシリン系など他の抗生物質にアレルギーがある方にも服用できるとされています。

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参考サイトについて

お薬ラボでは商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考にして記載しております。
医療医薬品：シプロフロキサシン
Wikipedia：シプロフロキサシン

一日2～3回、1回100〜200mgをお水または白湯で服用してください。尚、感染症の種類や症状に応じ適宜増減してください。但し、炭疽には一日2回、1回400mgをお水または白湯で服用してください。本商品を服用する時間帯はできる限り一定させてください。これは成分の血中濃度を保つ上で重要になります。量の調節についてはピルカッターなどで適量になるように調整してください。

シプロックスはニューキノロン系と呼ばれる細菌感染や感染症への治療を目的とされた抗生物質であるシプロフロキサシンが含有されています。細菌の増殖に関わる細胞器官のリボソームの働きを抑制し、タンパク質の合成を低下させて細菌の増殖を抑えます。また、細菌の死滅および抗菌にも効果を発揮します。
・適応菌種
シプロフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、大腸菌、赤痢菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、レジオネラ属、ペプトストレプトコッカス属

・適応症
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎（急性症、慢性症）、精巣上体炎（副睾丸炎）、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎、炭疽

副作用について、発疹や過敏症や消化器官機能障害などが報告されております。重度な副作用にはアナフィラキシーショックや大腸炎、横紋筋融解症が報告されております。万が一、異常な症状が見られた場合にはすぐに使用を中止して、お近くの医師にご相談ください。

過度な服用は副作用発生リスクを高めます。成分を多く摂取したとしても、効果発揮に比例するとは限りませんのでおやめください。牛乳などカルシウムを多く含む飲料の摂取は、効果発揮に影響を及ぼす恐れがありますのでご注意ください。また、シプロフロキサシンに対してアレルギー症状が出たことがある方、妊娠または授乳中の方、他の医薬品と併用して服用される方は、本商品の服用前に専門医に確認してください。

ケトプロフェン、チザニジン、ロミタピドはシプロキサンとの併用が禁止されています。また、アルミニウムやマグネシウムを含む胃腸薬（制酸剤）、バイアグラ、サインバルタ、クロザリルなど飲み合わせに注意する薬が多くあります。市販薬も含め、薬を服用中は医師や薬剤師にご相談ください。

冷暗な場所に保管ください。高温多湿な場所での保管は品質を損ねる恐れがありますのでご注意ください。また、お子様が誤って誤飲しないように保管ください。