デュオビル

デュオビルの詳細

デュオビルはコンビビル錠のジェネリック医薬品です。
ジドブジンとラミブジンという2つの有効成分が、ウイルスの複製（増殖）を阻害します。
感染したか疑わしい場合には、HIV検査キットなどを利用して早めに確認しましょう。

HIVとは？

HIV（ヒト免疫不全ウイルス）は人間の免疫力を著しく低下させる感染症です。
他の病気への抵抗力が失われ、健常者ならばほとんど罹患しないような症状が発現するようになることもあります。
デュオビルはHIVによる各種症状の悪化や進行を遅らせることが可能です。

デュオビルの服用方法

成人の場合、1回1錠を1日2回服用してください。
ウイルスの薬剤耐性を考慮し、他の抗HIV薬と併用するようにしましょう。
ただし、本剤と同一成分を含むお薬または、エムトリシタビンを含むお薬とは併用できません。

服用時の注意点

デュオビルの服用期間中に貧血（ヘモグロビン値が9.5g/dL未満）もしくは好中球減少（1000/mm3未満）が認められた場合は、本剤の服用を中止し、個別のジドブジン製剤やラミブジン製剤へ切り替えて用量調節を実施してください。
デュオビルと他のお薬との併用療法において、因果関係が特定されない重篤な副作用が発現し、治療の継続が困難であると判断された場合には、原則として服用しているお薬の摂取を一度全て取り止めましょう。

デュオビルの効果

デュオビルは、HIV感染症の症状改善に効果的です。
有効成分であるジドブジンとラミブジンが、逆転写酵素を阻害することでウイルスの増殖を防ぎます。
効果に関する諸注意はこちらをご確認ください。

主な副作用

デュオビルの主な副作用として、嘔吐、下痢、胃炎、倦怠感、めまい、発熱、発疹、血中尿酸上昇、頭痛、脱毛などが報告されています。
重篤なものでは、血液障害、乳酸アシドーシス、脂肪沈着による重度の肝腫大（脂肪肝）、膵炎、横紋筋融解症、ニューロパシー、錯乱、痙攣、心不全などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異変を感じた場合は服用を中止し、お近くの医師や薬剤師にご相談ください。

デュオビルの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

基本的な注意事項

デュオビルの有効成分ジドブジンの作用により骨髄抑制があらわれる為、服用開始後3ヶ月間は、少なくとも2週間ごとに血液学的検査を行い、3ヶ月目以降は最低1ヶ月ごとに検査してください。
また、その他の重篤な副作用に備えて定期的に各種検査を実施するようにしましょう。
服用開始後に、無症候性日和見感染などに対する炎症反応や、免疫機能の回復に伴う自己免疫疾患が発現したとされる報告があります。
入念な経過観察を行い、必要に応じた適切な治療を考慮しましょう。
その他の注意事項についてはこちらをご確認ください。

デュオビルの併用禁忌薬

イブプロフェン（ブルフェン）と併用した場合に、血友病患者の出血傾向が増強されたケースが報告されています。
本剤の服用中は使用しないでください。

併用に注意が必要なお薬

上記の他にも、多数の併用注意薬が報告されています。
詳細はこちらをご確認ください。
また、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談しましょう。

高温・多湿の場所を避け、ライトや直射日光の当たらない冷暗所にデュオビルを保管してください。
子供やペットの届かないところに保管してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療医薬品：ジドブジン

Wikipedia：ジドブジン

医療医薬品：ラミブジン

Wikipedia：ラミブジン

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