ゾクラー（クラリスロマイシン）

ゾクラーの詳細

ゾクラーはマクロライド系の抗菌薬です。
クラリスやクラリシッドと同じ有効成分クラリスロマイシンを配合しています。
世界有数の大手製薬会社シプラ社（Cipla）が開発を手掛けました。

お薬の特徴

ゾクラーには、細菌のタンパク質合成を阻害し、増殖を妨げる作用があります。
ブドウ球菌属、レンサ球菌属、レジオネラ属、カンピロバクター属、クラミジア属、マイコプラズマ属など、多様な菌に対して適応可能です。
病院へ行くのに抵抗がある方や、他のお薬では十分な治療ができなかった方にもおすすめします。

ゾクラーの服用方法

ゾクラーは症状により用法・用量が異なります。
詳細は専門の医師へ相談しましょう。
また、各服用方法の注意事項についてはこちらをご確認ください。

一般感染症

成人の場合、一日400mgを2回に分けて服用してください。
なお、年齢・症状により適宜増減できるものとします。

非結核性抗酸菌症

成人の場合、一日800mgを2回に分けて服用してください。
なお、年齢・症状により適宜増減できるものとします。

ヘリコバクター・ピロリ感染症

成人の場合、ゾクラー（1回200mg）、アモキシシリン水和物（1回700mg）、プロトンポンプインヒビターの3錠を同時に1日2回、7日間服用してください。
本剤は必要に応じて摂取量を増量できますが、上限は1回400mgを一日2回までです。

ゾクラーの効果

ゾクラーは、細菌感染症の治療に効果的です。
有効成分クラリスロマイシンが、細菌のタンパク質合成を阻害することで抗菌作用を発揮します。
適応症は以下の通りです。

主な副作用

ゾクラーの主な副作用として、嘔吐、下痢、めまい、カンジダ症、肝機能異常、不眠症、貧血、頭痛、発疹、味覚異常、尿蛋白陽性などが報告されています。
重篤なものでは、アナフィラキシー、心室細動、劇症肝炎、無顆粒球症、中毒性表皮壊死融解症、間質性肺炎、出血性大腸炎、横紋筋融解症、尿細管間質性腎炎、IgA血管炎などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
身体に異常があらわれた場合、直ちに服用を中止して医療機関を受診してください。

ゾクラーの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師へ相談しましょう。

基本的な注意事項

ゾクラーを服用する際は、事前に感受性を確認し、治療上必要な最小限の摂取期間を設定しましょう。
血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症があらわれる可能性を考慮し、定期的な検査及び十分な経過観察を実施してください。

ゾクラーと併用できないお薬

併用に注意が必要なお薬

記載している他にも多数の併用注意薬が報告されています。
詳細はこちらをご確認ください。
また、これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談しましょう。

高温・多湿の場所を避け、ライトや直射日光の当たらない冷暗所にゾクラーを保管してください。
子供やペットの届かないところに保管してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療医薬品：クラリスロマイシン

Wikipedia：クラリスロマイシン

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