ヤミニLS（超低用量ピル）

ヤミニLSの詳細

ヤミニLSは、日本国内でも広く利用されている超低用量ピルヤーズのジェネリック医薬品です。
避妊効果はもちろん、生理不順の改善や生理痛の軽減といった効果も期待できます。
正しい手順で服用を続けた場合の避妊成功率は、およそ99％です。

お薬の特徴

ヤミニLSには、女性ホルモンの代替となる2種類の有効成分がそれぞれドロスピレノンは3mg、エチニルエストラジオールは0.02mgしか配合されておりません。
身体にかかる負担が少なく、副作用の発症リスクも低いとされています。
初めてピルを服用したいと考えている方や、これまで他の低用量ピルを服用して吐き気などの副作用があった方などにもおすすめです。

参考サイトについて

医療用医薬品：ドロスピレノン,エチニルエストラジオール

Wikipedia：ドロスピレノン

Wikipedia：エチニルエストラジオール

ヤミニLSの服用方法

一日1回1錠を毎日同じ時間に水または、ぬるま湯と一緒に服用してください。
28日間を1サイクルとして、29日目からは新しいシートの錠剤を飲み始めてください。
その際は、出血の有無は関係ありません。
なお、錠剤を飲む順序については商品の説明に従ってください。

服用にあたって

初めてヤミニLSを服用する方は、月経が始まった日に最初の1錠をご使用ください。
遅れてしまうと避妊効果が得られなくなる可能性があります。
その場合は、最初の1週間はホルモン製剤以外の避妊方法を併用すると安全です。
飲み忘れてしまった際は、気付いた時点で直ちに1錠を服用し、次回分も通常の時間に飲んでください。
二日以上ヤミニLSを飲み忘れてしまっていた場合は、気付いた時点で前日分の1錠のみを服用しましょう。

ヤミニLSの効果

ヤミニLSの有効成分ドロスピレノンとエチニルエストラジオールが、女性ホルモンの分泌を抑えて排卵を起こりにくくすることで、子宮内膜が厚くなるのを抑制します。
継続的な避妊や生理痛の軽減などの効果が期待できるでしょう。

主な副作用

ヤミニLSの主な副作用として、嘔吐、下痢、不正出血、動悸、貧血、外陰部腟カンジダ症、乳房通、めまい、抑うつ気分、蕁麻疹などの症状が報告されています。
軽度であれば服用を続けるうちに自然と治まりますが、耐えられないほど強い異変を判じた場合は医療機関を受診しましょう。

重篤な副作用

ヤミニLS服用時に稀に起こる重篤な副作用として血栓症が報告されています。
下肢の疼痛、腫脹、しびれ、発赤、熱感、頭痛、嘔気、嘔吐といった血栓症が疑われる症状があらわれた場合には、例え軽度であっても直ちに服用を中止し、専門医の診察を受けてください。

基本的な注意事項

ヤミニLSを服用する際は、予め病歴調査及び定期的な検診を行う必要があります。
専門の医師へ本剤を服用していることを説明し、定期的な検査を実施してもらうようにしましょう。
一定期間服用を続けても満足な効果が得られなかった場合には、他の治療方法への切り替えを検討してください。
服用後の不正出血が長期間続く場合、悪性疾患が原因の可能性が考えられます。
医師に相談し、腟細胞診などの検査を受診した上で、使用継続の可否を検討しましょう。
通常の月経と比較して、出血量が多い、持続日数が長いなどの傾向が見られる場合や、月経が来ない場合も、同様に医師へご相談ください。

血栓症のリスクについて

ヤミニLSや先発薬または、他の低用量ピルを使用する際は、事前に血栓症の症状や発症リスクについて十分に理解しておく必要があります。
体を動かせない状態、顕著な血圧上昇、脱水など、血栓症が発症しやすい状態にある方は注意が必要です。
ヤミニLSの服用期間中にやむを得ず何らかの手術が必要となった場合には、医師に本剤服用中の旨を伝えた上で血栓症の予防に努めましょう。
年齢及び一日あたりの喫煙本数に比例して血栓症の発症リスクが上昇する為、喫煙者の方はタバコをお控えください。

ヤミニLSの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

ヤミニLSと併用できないお薬

ヤミニLS以外の黄体ホルモンまたは、卵胞ホルモンを含有する薬剤（経口避妊剤など）とは併用できません。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所にヤミニLSを保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。