グランダキシン・ジェネリック

本剤は、1986年に日本国内で発売されたグランダキシンのジェネリック医薬品で乱れた自律神経を調整するお薬です。製造はインドの製薬業界では評判が高い大手製薬会社の1つであるコンセーンファーマ社（Consern Pharma）で、抗うつ薬や鎮静催眠薬、気分安定剤、抗痙攣薬、抗中毒などの神経精神医学製品などを主に取り扱っています。グランダキシン・ジェネリックは自律神経失調症や更年期障害に効果的で、有効成分トフィソパムが交感神経と副交感神経のバランスを整えることにより、イライラ・不安感・動悸・のぼせ・発汗・倦怠感などの症状を改善します。非常に穏やかに作用するお薬であり、一般的には心療内科で抗不安薬として処方されますが、内科や婦人科で自律神経症状を整える為に処方されることもあります。依存性や耐性がつきにくいことからおすすめの商品です。

グランダキシン・ジェネリックは50mgを一日3回、食後に水またはぬるま湯で服用してください。1回の服用で作用時間に個人差はありますが、約3～5時間程度です。年齢や症状により、適宜増減します。飲み忘れに気づいた際はすぐに服用するようにしてください。ただし、次の服用時間が近い場合は2回分を飲むことはせず、次回服用分を1回分のみ服用してください。

グランダキシン・ジェネリックは自律神経失調症、更年期障害、頭部・頸部損傷、卵巣欠落症状による発汗、頭痛、倦怠感、心悸亢進などの改善をする効果があります。ベンゾジアゼピン系と呼ばれる部類のお薬に入り、脳の視床下部に働きかけて自律神経全体の作用を整えます。
下記の4つ特徴的な作用があります。
①不安を軽減する抗不安作用
②筋肉の緊張をほぐす筋弛緩作用
③眠くする催眠作用
④けいれんを抑える抗けいれん作用
ベンゾジアゼピン系の中でも作用の強さが弱いので、効き目が少々足りないと感じるかもしれません。しかし、依存性も少ないため、安心してお使いいただけるでしょう。

副作用には過敏症状として発疹やかゆみ、眠気、ふらつき、目眩、脱力感、倦怠感、吐き気、口渇、食欲不振、便秘などがあります。異常を感じた場合は使用を中止し、症状が回復しないときは医師にご相談ください。

妊娠中や授乳中はグランダキシン・ジェネリックを服用しないことが望ましいですが、治療上の有益性がその方の症状の危険性を上回ると判断されたケースにのみ投与することがあるので、服用を考えている方は専門の医師に相談しましょう。また、急性狭隅角緑内障、重症筋無力症、脳に器質的障害、中等度または重篤な呼吸不全のある方は服用すると症状が悪化することがあるので、飲む場合にはかかりつけの医師に相談するようにしてください。高齢者・小児への投与も医師への相談が必要です。

高コレステロール血症の治療に使われるロミタピドメシル酸塩とグランダキシン・ジェネリックを併用して飲むと、ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇する恐れがありますので、一緒に飲んではいけません。また、セレネース錠、リスパダール、ヒルナミン、リスピリド、トリプタノールなどの中枢神経系用薬やアルコールが併用注意薬となっています。これらと併用して飲むと、中枢神経抑制作用が増強したり、強い副作用の危険性を起こしたりする場合があります。

小児やペットの手の届かない、直射日光や高温多湿を避けた涼しい場所で保管してください。