ヒドロクロロチアジドジェネリック（ヒドラジド）

インドの大手製薬会社であるシプラ社が開発したヒドロクロロチアジドジェネリックは、体内の余分な水分や老廃物を取り除くことができる利尿剤です。日本ではダイクロトライドやヒドロクロロチアジド錠「トーワ」という商品が販売されており、本剤はこれらと同じヒドロクロロチアジドを主成分としています。ヒドロクロロチアジドジェネリックを服用すると、遠位尿細管におけるナトリウムの再吸収抑制作用によって、水分と共にナトリウムを尿として排出します。体内の不要な水分を外に出してくれるので、血圧を抑える降圧剤としての効果や、足や顔のむくみを改善する効果があり女性を中心に世界中から愛されている商品です。仕事終わりの夕方や飲み会の翌日の朝など、身体にむくみを感じることありませんか？顔がむくんでしまい、ふとした瞬間に鏡を見て驚いた経験がある方も少なくないはずです。むくみによって起こる様々な負のスパイラルを解決してくれるのがヒドロクロロチアジドジェネリックです。ただし、即効性があり頻尿になることから、いつでもトイレに行ける環境で服用してください。

むくみの解消や血圧を下げたい時に、一日1～2回服用してください。一日の服用量は25～100mgを推奨しています。連日服用も可能ですが、症状や年齢により用量を調整しながら隔日にするなどして服用してください。高血圧症の場合は少量から服用を開始し、様子を見ながら徐々に増やしてください。また、悪性高血圧に用いる場合は、ヒドロクロロチアジドジェネリック単体の服用だけでなく、他の降圧剤と併用するようにしてください。

服用すると、有効成分ヒドロクロロチアジドは消化管から速やかに吸収され、遠位尿細管における水分と塩分の再吸収を抑制し、排尿の量を増服させる効果があります。更に、身体中を循環する血流の不要な水分を排出して血圧を下げるので、高血圧症の治療にも有効です。他にも、心性浮腫や腎性浮腫や肝性浮腫、月経前緊張症やお薬の影響による浮腫などにも効果的です。

また、ヒドロクロロチアジドジェネリックには主な副作用として、ふらつきや目まい、食欲不振や発疹などが報告されています。重篤な症状として、光線過敏症や再生不良性貧血、壊死性血管炎やアナフィラキシーなどが挙げられます。万が一、服用後に明らかな身体の異常を感じた場合は、すぐに服用を中止してください。

排尿を促す利尿剤なので、夜間の服用は避けてください。血圧低下により、目まいやふらつきが出ることがあるので、危険を伴う機械作業や高所での作業、車の運転などは控えてください。食事とヒドロクロロチアジドジェネリックの関係は特に指定はございません。しかし、アルコールを飲むと血管拡張作用により降圧作用が増強されてしまい、起立性低血圧が生じる可能性があります。服用中はアルコールは控えるようにしてください。

一緒に飲むことができない併用禁忌薬は現在までに報告されておりませんが、ヒドロクロロチアジドジェネリックと併用する場合に注意が必要な併用注意薬がいくつかあります。必ず確認をしてから服用してください。

・昇圧アミンやアドレナリンやノルアドレナリン
昇圧アミンの作用を弱める恐れがあるので、手術前の方が使用する際は、一時休薬などの処置が必要です。

・ACE阻害剤や降圧剤
降圧作用を強くする恐れがあるので、併用する降圧剤の用量調整に注意してください。

・乳酸ナトリウム
チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症を強くする恐れがあります。

・尿酸リチウム
リチウム中毒を起こしてしまう可能性があるので、血中リチウム濃度に注意してください。

また、無尿の方や体液中のカリウムやナトリウムが少ない方、急性腎不全の方、チアシド系薬剤やその類位化合物に対する過敏症の既往歴のある方、病気の治療中の方や服用薬がある方は、本剤の服用前に担当の医師または薬剤師に相談してください。

高温多湿を避け風の通る涼しい場所で保管してください。また、分割した場合は、空気になるべく触れないように保管してください。