ファムシマック（ファムビル）

ファムシマックの詳細

ファムシマックはヘルペス（単純疱疹 、帯状疱疹）を改善させる治療薬です。
有効成分として配合されているファムシクロビルが、ウイルスのDNAポリメラーゼ（酵素）の働きやDNA鎖伸長を阻害します。
インドに本社を構える製薬会社マクレオーズ社（Macleods Pharmaceuticals Ltd）が開発を手掛けました。

ヘルペスとは？

ヘルペスウイルスによって発症する皮膚疾患です。
唇や性器に症状があらわれるケースが多いことから性感染症の一種に数えられていますが、性的な接触以外でも感染する場合があります。
再発のリスクも高い為、ファムシマックのようなお薬を手元に置いておくことをおすすめします。

ファムシマックは、用途により適切な用法・用量が異なります。
詳細は専門の医師へご相談ください。
また、本剤の服用は発病初期に近いほど効果が高いとされている為、なるべく早く飲み始めるようにしましょう。
以下は、成人の方が摂取する場合の目安です。

単純疱疹

1回につき250mgを、一日3回服用してください。
原則として5日間服用を続け、改善の兆しが見られなかった場合には速やかに他の治療方法へ切り替えましょう。
再発性の場合は、1回につき1000mgを一日2回服用することもできます（詳細及び注意事項はこちらをご確認ください）。

帯状疱疹

1回につき500mgを、一日3回服用してください。
原則として7日間服用を続け、改善の兆しが見られなかった場合には速やかに他の治療方法へ切り替えましょう。

ファムシマックの効果

ファムシマックは、ヘルペス（単純疱疹 、帯状疱疹）の症状改善に効果的です。
有効成分ファムシクロビルが、ウイルスのDNA複製を阻害することで増殖を防ぎます。

主な副作用

ファムシマックの主な副作用として、頭痛、めまい、下痢、嘔吐、動悸、発疹、便秘、尿中蛋白陽性、白血球もしくは赤血球数減少、肝機能数値の増加などの症状が報告されております。
重篤なものでは、精神神経症状、重篤な皮膚障害、急性腎障害、横紋筋融解症、アナフィラキシー、無顆粒球症、呼吸抑制、間質性肺炎、黄疸、急性膵炎などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異常があらわれた際は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

ファムシマックの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

基本的な注意事項

副作用により意識障害があらわれるケースがありますので、服用後は自動車の運転を含む危険作業をお控えください。
急性腎機能障害のリスクを考慮し、服用期間中は腎機能検査を受診するなどして十分な経過観察を実施しましょう。

ファムシマックと併用できないお薬

ファムシマックの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

プロベネシドと併用すると、ファムシマックに含まれる活性代謝物の排泄が抑制され、血漿中濃度半減期の延長や血漿中濃度曲線下面積の増加が見られる場合がありますのでご注意ください。
この他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、ライトや直射日光の当たらない冷暗所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療用医薬品：ファムシクロビル

Wikipedia：ファムシクロビル

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