カナグル・ジェネリック（インボカナ）

インボカナの詳細

インボカナは、体内における糖の再吸収を阻害することで血糖コントロールをサポートする2型糖尿病治療薬です。
カナグル錠と同じ有効成分カナグリフロジン水和物を配合していることから、カナグル・ジェネリックとも呼ばれています。
ヤンセンファーマ社（Janssen）が製造・販売を手掛けました。
糖尿病は現代の医学では完治させることが難しい為、1度発症すると生涯付き合っていかなければならなくなる疾患です。
インボカナなどの治療薬を上手く使いながら、ストレスの少ない生活を目指しましょう。

注目ポイント

インボカナの先発薬であるカナグル錠は、糖脳病と慢性腎臓病を同時に治療できる画期的なお薬として注目されています。
2022年6月には、糖尿病を合併する慢性腎臓病の治療薬として正式に承認されました。
また、近年では本剤の持つ利尿作用にも注目が集まっており、ダイエット薬として購入する方もいるようです。
しかし、あくまでも本剤は2型糖尿病治療薬であり、安易に服用すると危険な副作用が発現するリスクがあることを理解しておかなければなりません。

参考サイトについて

医療用医薬品：カナグリフロジン水和物

Wikipedia：カナグリフロジン

インボカナの服用方法

一日1回1錠（100mg）を、朝食の前後どちらかに服用してください。

服用にあたって

インボカナは、糖尿病治療の基本である食事療法及び運動療法を十分に行った上で満足な効果が得られなかった場合に、初めて服用を検討するようにしましょう。
また、本剤の服用により低血糖やケトアシドーシスの症状があらわれる可能性があることを理解し、それらがあらわれた際の対処方法についてもあらかじめ身に付けてからご使用ください。
本剤の使用による過度な体重減少に注意しましょう。

インボカナの効果

インボカナの有効成分カナグリフロジン水和物が、糖の吸収を助ける物質SGLT2の働きを阻害することで、インスリンへは影響を及ぼさずに糖の再吸収を抑制し、尿と一緒に排出させる効果を発揮します。
血液中に移行する糖の量が減少する為、血糖値を下げることが可能です。

主な副作用

インボカナの主な副作用として、便秘、口の渇き、無症候性低血糖、めまい、頻尿、狭心症、血中ケトン体増加、ケトーシス、外陰部膣カンジダ症などが報告されています。
また、重大な副作用として、低血糖、脱水、ケトアシドーシス、肺血症、腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎などが報告されています。
これらの症状が疑われる場合は使用を中止し、医療機関を受診してください。

服用時の注意事項

インボカナの服用により多尿や頻尿、体液量の減少といった症状があらわれる可能性がある為、適度な水分補給を行ってください。
また、重篤な副作用が疑われる症状の発現にも注意し、十分な経過観察を行いましょう。
状況によっては休薬などの検討も必要です。
血糖値の改善を目的とする場合には、定期的な血糖検査を実施して効果を確かめ、3ヶ月以上服用を続けても満足な効果が得られなければ他の治療方法への切り替えを検討してください。
インボカナの服用期間中は定期的に腎機能の検査を実施し、継続的な数値の悪化が確認された場合には服用の中止を検討しましょう。
排尿困難、無尿、乏尿、尿閉の症状がある方はそれらの治療を優先させ、他の薬剤の使用を検討してください。
低血糖の症状を引き起こす恐れがあるので、服用後の高所作業や自動車の運転といった危険作業は控えましょう。

インボカナの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

インボカナと併用できないお薬

インボカナの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。

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