ジャヌビア

ジャヌビアの詳細

ジャヌビアは、日本国内の医療機関でも処方される2型糖尿病治療薬です。
有効成分としてシタグリプチンリン酸塩水和物が配合されており、インスリン分泌を促進させることで血糖降下作用を発揮します。
日本にも支社や工場を構えている大手製薬会社MSD社が開発を手掛けました。

お薬の特徴

ジャヌビアにはDPP-4（ジペプチジルペプチダーゼ-4）という酵素の働きを阻害する働きがあります。
DPP-4はインスリンの分泌を促す作用を持つホルモンGLP-1を分解してしまう為、その働きを抑えることで血糖値のコントロールがしやすくなるのです。
食事療法や運動療法と併用し、糖尿病に脅かされない毎日を目指しましょう。

成人の場合、一日1回50mgを服用してください。
最大摂取量は一日1回100mgまでです。
ジャヌビアの服用は、食事療法や運動療法を実施しても満足な効果が得られなかった場合に初めて検討するようにしましょう。

服用時の注意点

腎機能障害がある方については、成分の排泄が遅延し、血中濃度が上昇する可能性がある為、定期的に腎機能を検査してください。
低血糖が引き起こされる恐れがありますので、服用後の自動車の運転やその他の危険作業は控えましょう。

ジャヌビアの効果

本剤は2型糖尿病の症状改善に効果的です。
有効成分シタグリプチンリン酸塩水和物が、インスリン分泌を助けるホルモンであるGLP-1の分解を抑制し、血糖降下をサポートします。

主な副作用

ジャヌビアの主な副作用として、めまい、頭痛、動悸、下痢、嘔吐、鼻咽頭炎、胃ポリープ、湿疹、関節痛、倦怠感などが報告されています。
重篤なものでは、アナフィラキシー、皮膚粘膜眼症候群、低血糖、肝機能障害・急性腎機能障害、黄疸、急性膵炎、間質性肺炎、横紋筋融解症、血小板減少、類天疱瘡などが報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異常を感じた場合は速やかに服用を中止し、医療機関を受診してください。

ジャヌビアの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

基本的な注意事項

ジャヌビアを服用する際は、低血糖の症状や対処方法などに関する十分な理解が必要です。
3ヶ月に渡って服用を続けても満足な効果が得られなかった場合には、他の治療方法への切り替えを検討しましょう。
また、服用期間中は定期的な血糖検査や十分な経過観察を実施し、使用継続の必要性についてご一考ください。
副作用として急性膵炎があらわれることがあります。
持続的な激しい腹痛や嘔吐など、急性膵炎が疑われる症状が見られた場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。

ジャヌビアと併用できないお薬

ジャヌビアの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは、商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考に情報を記載しております。

医療用医薬品：シタグリプチンリン酸塩水和物

Wikipedia：シタグリプチンリン酸塩水和物

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