エビリファイ・ジェネリック

ARIP MTは、トレントファーマ社が製造しているエビリファイのジェネリック医薬品で心の不調を改善する抗精神病薬です。主に幻覚、幻聴、異常な行動など伴う精神障害である統合失調症の治療に用いられますが、躁状態と鬱状態を繰り返す精神疾患の双極性障害、うつ病や抑うつ気分、精神活動低下、食欲低下、不眠、持続する悲しみや不安などの症状を緩和します。また、興奮や緊張、不安、うつなど気持ちの不安定を抑える効果があります。主成分のアリピプラゾールは、日本の大塚製薬が開発したもので副作用が少ないという長所から、最近では旧来の抗精神病薬の代わりに多く使用されるようになっています。脳が活発に活動しているときは脳を落ち着かせ、逆に脳の活動が低下して無気力状態のときは脳を活性させてやる気を起こさせるなど、うまくコントロールしてくれます。その為、あがり症の方や大事なプレゼンなどがある場面などにもエビリファイ・ジェネリックはおすすめです。

エビリファイ・ジェネリックは、効果があらわれるまで4～5時間ほどかかるので、一般的に夕食後に1回1～3錠（5mg～15mg）を服用してください。症状の目安服用量は、年齢や症状によっても異なります。必ず医師など専門家に相談のうえ、回数や量を増減してください。
・統合失調症
開始時は6mg～12mg、その後は維持量として6mg～24gmを一日1回～2回に分けて服用してください。一日に30mg以上の服用はお止めください。

・双極性障害
開始時は24mg、その後は維持量として12mg～24mgを一日1回～2回に分けて服用してください。一日に30mg以上の服用はお止めください。

・うつ病、うつ状態（既存治療で改善が見られない場合に限る）
一日1回3mg～5mgを一日1回～2回に分けて服用してください。一日に15mg以上の服用はお止めください。

エビリファイ・ジェネリックは、統合失調症、双極性障害、うつ病、うつ状態の症状に効果があります。主成分アリピプラゾールが脳内のドーパミン（中枢神経系に分類される神経伝達物質）神経に調整的に働きかけ、ドーパミンが過激に放出されることを抑えたり、逆にドーパミンが不足した際には増やすことで症状を改善します。

副作用については、他の抗精神病薬で多い体重の増加・眠気やふらつきも少ないですが、服用初期は不眠、不安、焦りなどがあらわれやすいです。稀にですが糖尿病患者のように血糖値が定まらない方に、意識の薄れや強烈な脱力感があらわれることがあります。めったにあらわれることはないのですが症状が著しく重いものとして、痙攣、アナフィラキシーショック、悪性症候群、横紋筋融解症、無顆粒球症、遅発性ジスキネジアなどが挙げられています。異変を感じた際は使用をやめ、医師の診察を受けてください。

エビリファイ・ジェネリックは様々な精神症状に効果的ですが、いくつかの注意が必要です。昏睡状態の方、バルビツール系中枢神経抑制剤の影響をうける方、アドレナリン・麻酔薬を使用されている方、本錠に含まれる成分にアレルギーがある方は服用しないでください。肝障害、心臓病、てんかん、低血圧、糖尿病、高齢者、自殺願望のある方は眠気や集中・注意力、反射運動能力などの低下が起こることがある為、服用後は自動車の運転等をすることは危険を伴います。絶対に操作しないでください。また、手足の痙攣、こわばりといった症状もあらわれることがありますのでご注意ください。服用の際はお酒などのアルコール類は飲まないでください。併用してしまうことで、作用が強くなりすぎてしまい、身体に影響を及ぼす可能性が高くなります。

エビリファイ・ジェネリックの併用禁忌は下記の通りです。
・ボスミン（アドレナリン）
アドレナリンの血中濃度を上げる作用を抑え、血圧降下作用をおこす恐れがあります。

・中枢神経系抑制剤、バルビツール酸誘導体、麻酔剤など
中枢神経系抑制の作用がある為、量を減らすなど注意してください。

・降圧剤
互いに降圧作用の働きを強めたり増やすことがある為、量を減らすなど注意してください。

・ドパミン作動薬、レボドバ製剤
ドパミン作動の作用を弱めたり減らす恐れがある為、投与量を慎重に調節してください。

・イトラコナゾール、クラリスロマイシン
本剤の作用を強めたり増やす恐れがある為、量を減らすなどしてください。

・カルバマゼピン
本剤の作用を弱めたり減らす恐れがあります。

・アルコール
互いに中枢神経抑制作用を強め、増やすことがあります。

直射日光は避け、あまり温度変化が少なく湿気も少ない涼しいところで保管してください。子供やペットの触れるところには置かないでください。また、薬が残った際は廃棄処分してください。