フォシーガジェネリック

フォシーガジェネリックの詳細

フォシーガジェネリック（ダパリル）は、糖尿病治療薬の中でもインスリンのパフォーマンスに影響を及ぼさないSGLT2阻害薬に分類されるお薬です。
インドの製薬会社インタスファーマ社（Intas Pharmaceuticals Ltd.）が製造・販売を手掛けました。
1型糖尿病、2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病などの症状改善に用いられるフォシーガのジェネリック医薬品であり、同じ有効成分ダパグリフロジンを配合しています。

SGLT2阻害薬とは？

SGLT2阻害薬には、血液中へのブドウ糖の再吸収を促進する働きを持つたんぱく質・SGLT2の活動を阻害する作用があります。
余分なブドウ糖が血液中に取り込まれることを防ぐと、そのブドウ糖は体内を移動し、やがて尿と共に体外へと排出されるので、血液中のブドウ糖の濃度（血糖値）が低下するのです。
他の系統の糖尿病治療薬と比べて、低血糖や体重増加などの副作用は起こりにくいとされています。
体内のブドウ糖の排出を促す作用から、近年ではメディカルダイエットの一環として服用を検討する方もいるようです。
ただ、フォシーガジェネリックはあくまでも血糖コントロールをサポートする目的で開発された医薬品の為、健康な方が服用する場合には十分に注意しましょう。

参考サイトについて

医療医薬品：ダパグリフロジン

Wikipedia：ダパグリフロジン

フォシーガジェネリックの服用方法

フォシーガジェネリックは、症状や年齢などにより用法・用量が異なりますので、服用前に専門の医師へ相談することを強く推奨します。
糖尿病治療を目的とする場合、1型・2型どちらも十分な食事療法・運動療法を行った上で満足な効果が得られなかった際に初めてフォシーガジェネリックの服用を検討するようにしてください。
また、1型糖尿病の場合は十分なインスリン治療も行った後に服用を検討しましょう。

1型糖尿病の場合

インスリン製剤との併用を前提とし、成人の方は一日1回5mgを服用してください。
十分な効果が得られない場合には、最大で一日1回10mgまで増量することができます。

2型糖尿病の場合

成人の方は一日1回5mgを服用してください。
十分な効果が得られない場合には、最大で一日1回10mgまで増量することができます。

慢性心不全または、慢性腎臓病の場合

成人の方は一日1回10mgを服用してください。

フォシーガジェネリックの効果

フォシーガジェネリックの有効成分であるダパグリフロジンが、ブドウ糖の血液中への再吸収を促すSGLT2の働きを阻害します。
1型及び2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の症状改善に効果的です。

主な副作用

フォシーガジェネリックの主な副作用としては、体液量減少、ケトーシス、腹痛、嘔吐、筋痙縮、発疹、頭痛、めまい、倦怠感、性器感染もしくは尿路感染などが報告されております。
重篤なものでは、低血糖、腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎（フルニエ壊疽）、敗血症、脱水、ケトアシドーシスが挙げられております。
身体に異常があらわれた際は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

服用時の注意事項

フォシーガジェネリックの服用期間中は、定期的に血糖もしくは腎機能の検査を行い、服用継続の可否を判断してください。
本剤に含まれる利尿作用により、多尿、頻尿、体液量の減少などが起こる可能性がありますので、十分に経過を観察し適宜必要な措置を施すようにしましょう。
また、副作用により低血糖の症状があらわれる可能性もありますので、服用後の高所作業や車の運転といった危険作業はお控えください。
上記の他にも、使用する方の状態によって様々な副作用を引き起こすケースが考えられます。
事前にそれらのリスクや対処方法を理解し、必要に応じて適切な処置を施せるよう備えておきましょう。
フォシーガジェネリックはインスリン製剤の代替となるお薬ではありませんので、服用開始後もインスリン製剤の投与を自己判断で中止しないようにしてください。

フォシーガジェネリックの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

フォシーガジェネリックと併用できないお薬

フォシーガジェネリックの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所にフォシーガジェネリックを保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。
分割した錠剤は清潔な状態で保管し、なるべく早く服用してください。