ダイトール

ダイトールの詳細

ダイトールは、シプラ社（Cipla）が開発したルプラック・ジェネリックです。
血圧降下作用や利尿作用を有していることから、高血圧症やむくみの改善に用いられます。
また、血液中の老廃物も排泄させてくれる為、デトックス効果も期待できるでしょう。

お薬の特徴

ダイトールはループ利尿剤の一種です。
有効成分トラセミドが、尿の中から水やイオンを再吸収するヘレンループの働きを抑制し、それらを体外へと送り出します。
他の利尿剤と比べて低カリウム血症を起こしにくいとも言われるお薬です。

成人の場合、一日1回4～8mgを服用してください。
ダイトールの適切な摂取量は、年齢や症状によって異なりますので、事前に専門の医師や薬剤師へ相談することを推奨します。
お薬と一緒にピルカッターを用意しておくと、成分量の調節がしやすいのでおすすめです。

服用時の注意点

電解質失調、脱水、ふらつきなどの副作用が発現する恐れがありますので、服用期間中は定期的な検査を受診しましょう。
また、高所での作業や集中力を要する危険作業などへの従事はお控えください。

ダイトールの効果

ダイトールは、心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫の症状改善に効果的です。
有効成分のトラセミドが、腎臓の尿細管におけるナトリウム・カリウムの再吸収を抑制して利尿作用を発揮します。

主な副作用

ダイトールの主な副作用として、血液障害、電解質失調、高血糖症、発疹、嘔吐、下痢、肝機能異常、頻尿、めまい、動悸などが報告されています。
重篤なものでは、肝機能障害、黄疸、血小板減少、低カリウム血症、高カリウム血症などが挙げられていますが、頻度は分かっていません。
身体に異常があらわれた際は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

ダイトールの服用に注意が必要な方

これらの他にも、現在治療中の疾患などがある方は事前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

基本的な注意事項

ダイトールの利尿効果は急激にあらわれる場合もある為、必ず少量から服用を開始し、ご自分の身体に対する適正量をご確認ください。
夜間の排尿を避けたい方は、午前中に本剤を服用するようにしましょう。

ダイトールと併用できないお薬

デスモプレシン酢酸塩水和物（ミニリンメルト）との併用は、低ナトリウム血症が発現する恐れがあるのでお控えください。

併用に注意が必要なお薬

これらの他にも、常用しているお薬やサプリメントなどがある方は、事前にかかりつけの医師に相談してください。

高温・多湿の場所を避け、直射日光の当たらない所に保管してください。
子供やペットの届かないところに保管ししっかりと管理してください。
分割した錠剤は清潔な状態で保管し、なるべく早く服用してください。

参考サイトについて

お薬ラボでは商品の説明書の和訳や以下のサイトなどを参考にして記載しております。

医療医薬品：トラセミド

Wikipedia：トラセミド

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